えすぎ会・ザ・ファイナル
本日は、えすぎ会最終回。
ついに、この日が来ました。
今回、えすぎ氏が指定した場所は、
北千住です。
えすぎ会誕生の地、北千住。
北千住で始まり、北千住で終わる。
これぞ、えすぎ氏流の落とし前のつけ方。
我々は、えすぎ会のソウルフードであるちゃんこ鍋を喰らいに向かう。
よくダシの効いた塩ちゃんこを五臓六腑に染み渡せた我々は、えすぎ会の歴史を語る上で欠かせない、千住遺産サン・ローゼ大聖堂へ。
ここで、エージェント・アフロ氏と合流。
えすぎ会ファイナルにて、メンバー3人が揃うことができました。
今日が特別な日であることは意識せず、我々は淡々と、いつも通りの会話を続け、年末の夜を愉しむ。
時が22時を回る頃、えすぎ氏の出国の時間が迫っていたので、我々は店を後にしました。
先月、当ブログにて、えすぎ氏からの声明(お気持ち)を発表いたしました。
それが、
・えすぎ氏がえすぎ会首長の座を辞する意志があること。
・アルバニアではちみつパン屋を始めるという、かねてからの希望を実現させたいという氏の意向について。
・えすぎ会は次回をもって、最後とすること。
といった内容であったことは、皆様の記憶にも新しいと思います。
そう、今日はえすぎ会最終回であると同時に、えすぎ氏がはちみつパン屋を始めるため、アルバニアへ発つ日でもあるのです。
北千住から、どういうルートでアルバニアまで行くのか、えすぎ氏に尋ねたところ、「近くの河川敷に停めてある、人力飛行機で飛んでいく」とのこと。
日本からアルバニアまで9000㎞以上の距離がありますが、えすぎ氏なら不可能ではないでしょう。
エージェント・アフロ氏と固い握手をし、別れた後、
私はえすぎ氏を見送る為、一緒に河川敷まで歩いて行くことに。
その道すがら、我々は「エイリアン3」について熱く語り合う。
河川敷に着き、別れの時がきたが、私は氏を引き留めたいという思いから「えすぎ会を続けてほしい。もし異国で失敗したら笑い者になる、そして止めなかった私も笑い者だ」と伝えた。
しかし、えすぎ氏は、無言のまま歩き続ける。ここで私は、つい感情的になり「答えてくれ!どうなんだよっ!」と怒鳴った。
すると、氏は、ゆっくりと語り始めた。
「お前にも、わかっているはずだ。世の中は、いつも薔薇色じゃない。
厳しく、それなりに辛いところだ。
気を抜いていたら、どん底まで落ち込んで、二度と這い上がれなくなる。
人生はどんなパンチよりも重く、お前を打ちのめす。
だが、人生とは、お前が強く殴り返すかじゃない。
どれだけキツいパンチを打たれても、休まず前に進み続けられるかだ。
どれだけ、こっぴどく打ちのめされようと前に進み続けるんだ。
その先に勝利がある。
自分の価値を信じるなら迷わず進め!だが、決してパンチを恐れるな!
他人を指差し、自分の弱さをそいつらのせいにするな!それは卑怯者のやることだ!
お前は違う!えすぎ会のメンバーだ!!」
厳しくも、愛のある言葉に魂が震え、私は、その場でデッドリフトをして、涙をこらえた。
そのあと、我々は最後の〆に、グラウンドでキャッチボールをすることに。
まさに、えすぎ会版フィールド・オブ・ドリームスである。
だが、我々は、ボールもグローブも持ってきていない。
半ば諦めかけたとき、えすぎ氏が、河川敷の川辺から、ラピスラズリの石を見つけてきた。
ラピスラズリの石は、非常に神秘的だ。
我々は自然に、素手で石を投げ合う原始的なキャッチボールを始めた。
しばらく、投げ合っていて、周りが暗いため、石がほとんど見えないことに気がつく。そこで、我々は、3メートル間の超至近距離でラピスラズリを投げ合うことに。
私は、最初は軽めに投げていたが、そこは、やはり、えすぎ氏。
超至近距離にもかかわらず、一切手加減なしの投球。まさに修羅。
ここから、私と氏の無慈悲なる石合戦は2時間半続く。
お互いの手はボロボロ。二人ともに疲弊し、私は終わりを提案しようとしたが、ここで、えすぎ氏が、まさかのフライを要求。
この暗闇でフライを選択する氏の勇気は、13世紀にイングランドと戦った、スコットランド人にも引けをとらない。
私は、残った全てのパワーを使い、天高く、石を投げた。
暗闇のグラウンドに、落下する石の音が、微かに聞こえてくると、氏は両手を広げ、目を瞑った。 次の瞬間〝ゴスッ〟という鈍い音とともに、プラトーンよろしく、膝から崩れ落ちるえすぎ氏。
ラピスラズリの石がえすぎ氏の頭に直撃し、倒れ、全身が痙攣。
私は、氏の元へ急いで駆け寄ったが、時すでに遅し。氏の口からは、全内臓が飛び出していた。
どうすることも出来ず、立ち尽くす私。
すると、絶命したはずのえすぎ氏が、スッと立ち上がり、
小さな声で「・・・トエプチ」 と呟く。
トエプチ(対不起)
中国語だ。
なんと、えすぎ氏は、中国人だったのだ!(最終回に、衝撃の事実が判明!)
数秒後、えすぎ氏は、四股を踏み、雲龍型の体勢で、静かに息を引き取った。
えすぎ氏、ありがとう。
そして、さようなら。
おしまい。










