フィジカルから逃げない
日本ラグビー代表、エディー・ジョーンズ監督の方針でカッコ良いと思ったのが、徹底したフィジカルトレーニング(特にストレングスの部分)を合宿のメニューに組み込んで、3年半継続したということです。
日本のスポーツ界には、「身体のサイズやパワーで日本人は海外の選手に敵わないから、そこは避けて、他の部分で勝負」といった考えが根付いていると思うんですが(もちろん、そういう考えじゃない人もいただろうけれど)、今回のラグビー代表は合宿の朝5時からウェイトトレーニングを実施していたというところに、自分は痺れました。
通常ならば、フィジカルトレーニングに関しては、選手が各クラブへ帰った時に行ったり、自主トレーニングで行うことに任せる部分が多いのかもしれませんが、日本代表の合宿レポートなどを見ると、主に、ウェイトトレーニングなどを重要なメニューとして取り組んでいるのがよくわかります。
「力無き技は無力である」
「コンタクトスポーツなんだから、身体の強化をしなければ話にならない」
「体格とパワーがある人間は過酷なトレーニングをしていて、体格とパワーがない人間はトレーニングに対する意識が低い」
「人種の違いなどという考え方へ逃げてはいけない」
という、本来ならば当り前のことに真っ向から向き合い、徹底して取り組んでいたのではないでしょうか。
「フィジカルでも負けない」
「フィジカルをあきらめない」
「フィジカルから逃げない」
という考え方がこちらに伝わってきます。
※以前、代表のS&C(ストレングス&コンディショニングトレーナー)の方が2013年頃、ある雑誌で、
「具体的な目標として、スクワット、デッドリフト、ベンチプレスといった基本種目において(重量の)30%アップと、除脂肪体重4kgの向上を求められている」
と語っているのを読み、感銘を受けました。
(ちなみに自分は、この方の講習会を受けに行ったことがありました。まだ、代表のコーチになる前でした)
あと数年後に、「人間の身体を強くする、回復させる、治す」ということを基本に仕事をしていく自分にとって、今のラグビー日本代表のやり方には、刺激を受けました。
