えすぎ会~湯治編~ | GOD SAVE THE KNUCKLE!

えすぎ会~湯治編~

 本日は月に一度の定例会合えすぎ会。


今回、えすぎ氏が指定した場所は、





熊野前です。


首都・東京の毛細血管、舎人ライナー熊野前駅。

ここから、今日のえすぎ会はスタート。


本日は、えすぎ氏の企画立案により、銭湯へ向かった。


その昔、武士達は、戦で負った刀傷を癒すため、湯治を行っていたという。

今回の我々の目的も、まさにそれです。



えすぎ氏が調査してくださった銭湯へ到着。




「荒川区の銭湯」のイメージを、1mmも崩すことなく表現されているような店だ。


サウナ付きで800円。



サウナには、個人的に特別な思いがある。


現役時代、契約体重で試合することがほとんどだった。(様々な要因が絡んで、そうなった)

ミドル級よりも軽い71.0キロ~71.5キロ。


体脂肪率5%に絞った時点で体重は74.5~75キロ。


そこからは当然、水分で落とすしか方法はない。


計量日の前日、夜のうちに少量落とし、計量の当日、午前中から約3キロ落とす。


計量当日の朝、西新井のサウナがある銭湯へ行く。


なんだか、自分が透明人間になったような錯覚を起こす。

何か特異なことをする場合、外部と接触している感覚が曖昧になり、ただ、自分のやるべきことだけに集中するからだろう。そうなると、周りもこちらに関わろうとしなくなる。


毛穴が開く強力なクリームを身体中に塗って、サウナに入る。


サウナ内のテレビでは、昼のバラエティー番組が放送されていた。

暢気な連中の象徴のように思えた。あの画面に映っている連中で許せるのは、タモさんだけだと、勝手なことを思う。


時間が経つと、自分の幼稚園くらいからのことを思い出し始める。

俺は、一般家庭に生まれ、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と進学してきた平凡な人間なのだが、どういうわけで今、西新井のスーパー銭湯のサウナにて、水抜きをしているのだろうか。

そんなことを考える。そして、結局、答えは出ない。


体重を測りに行く。あと1キロ。

水風呂に入ったり、シャワーを浴びたりしたいが、乾いた身体が水を吸収するのが嫌で、再び、サウナに戻る。


水抜きが佳境にさしかかると、心臓が痛くなってくる。

なぜ、多量の水分を抜くと心臓が痛いのか、生理学的には理解できるし、あの当時の自分もわかっていた。


でも、そんな身体のしくみは深く考えなかった。それより、今のこの様子を、自分の母親にだけは見せられないな、とだけ思った。



 今日のえすぎ会の仲間と入った湯とサウナは、本当に楽しかった。とても気持ち良かった。3人で話したことの全てが面白かった。


現役最後の水抜きをしたあの日から、約5年後。

自分にとって、こんなに良いサウナが待っていたのだ。


今回は、自分の、幾度となく剥離骨折を繰り返して変形した右鎖骨の肩峰端、右肩鎖靭帯に良い影響があったのではないかとさえ思える。



帰り道、江北橋を渡った後、ふと後ろを振り返った時に見えた東京タワーがキレイだった。


また、銭湯に行こうと思います。