「雨あがる」 | GOD SAVE THE KNUCKLE!

「雨あがる」

 いきなりですが、自分のブログがおかげさまで更新1950回を超えたので、2000回は目指してみようという気持ちになってきました。


最近、書こうとしていたことが幾つかあったとしても、「そのうち書こう」としているうちに、ややタイミングを逃してしまって、結局は書かないということが多いんですが、なんとか粘ってみようと思っています。


思えば、現役時代のほうが、今よりもはるかに時間がなかったにも関わらず、毎日のようにブログを書いていたんですけどねえ。

現在と現役時代の疲労度を数字で表して比べるとしたら、現在が「10」で、現役時代は「1000」くらいだったはずなのに。


とにかく、なんとか2000回いきます。よろしくお願いいたします。



映画「雨あがる」を観ました。

前々から評判の良い作品(もう10年以上前の作品ですか)なので、一度は観ておこうと思って。




原作は、山本周五郎さんの小説で、故・黒澤明監督が脚本を書き、映画化をする予定だったものを、黒澤組スタッフ達が製作したのだそうです。


寺尾聡さん演じる、伊兵衛という浪人が主人公です。


元々、伊兵衛は江戸の大名に仕えた剣術指南役で、現在は妻と旅をしている。


伊兵衛がしばらく滞在していた街で、侍同士の果たし合いの仲裁に入ったところを、その土地の城主が目撃する。

殿様は伊兵衛の腕に惚れこんで、藩の剣術指南役を決める御前試合に出てくれと依頼する。


といった内容なんですが、この伊兵衛という浪人が人格者過ぎて、嫌味な感じです。


人格者っていうのは、適切な表現じゃないのかもしれませんが、伊兵衛は、「そりゃ、おまえ、やり過ぎだろ」みたいな言動がとにかく多いんですよ。


御前試合で城下の道場の剣士を相手に、剣道でいうところの「小手」を決めて、「勝負あり」となったあと、その相手のところに駆け寄って、「すみません、大丈夫ですか?」ですからね。


例えば、ボクサーが出稽古で他のジムに行ってスパーリングをし、ボディーで相手倒した後に、「すみません、大丈夫ですか?」なんて言ったら、たぶん、大顰蹙です。

「なんだ、こいつ、おかしいんじゃないのか?」

「失礼な奴だな」

ぐらいに思われるんじゃないでしょうか。下手したら、その後は出稽古を受け入れてもらえなかったりして。

ま、そんなボクサー見たことないですけど。


謙虚過ぎて、バカ丁寧過ぎて、無欲を貫いていて、なんて人間、ちょっとおかしいですよ。

無欲であるが上に、「不器用な生き方」をしている、なんてとこも。


だいたい、影が感じられない男なんて、どこが魅力的なんでしょうか。


そんな奴がいたら、色々と疑うべきなんだけど、万人受けする映画の主人公には、ああいうキャラクターが良いんですかね。


観ていて、なんだか、むず痒くなってくる作品でした。ちょっと期待していただけに、残念。


ただ、殿様役の俳優さん(三船敏郎さんの息子さんですか)がえらい大根だったので、そのへんだけ楽しめました。