斬って落とす | GOD SAVE THE KNUCKLE!

斬って落とす

本日は、ジムメイトである京介選手の試合を観に、自転車で後楽園ホールまで行ってきました。

ボクシング関係者にとって、「ホール」といえば、文京区は水道橋にある後楽園ホール以外にないので、「ホール」って言うだけで通じます。

例えば、音楽関係者や野球界の人に、「ドーム」とか「アリーナ」って言っても、「え?どこの?」ってなると思うんですが、よくよく考えたら、「ホール」って言うだけで通じるのは、特殊ですね。

もっとも、ボクシング興行の八割以上が後楽園ホールで行われるからなんですが。


ホール(五階)が入っている建物って、外から見ると、ただの青い箱です。





自分は生涯で、この場所にいったい、どのくらい訪れたか。

自分の試合や計量も合わせて、軽く300回以上は来ていると思うんですが、何回来ても毎回、緊張します。


試合前、控え室に行き、グローブを着けた京介君と握手だけし、すぐに客席へ。

控え室の廊下にいた知り合いに、「そっけないねー」なんて言われたけど、握手さえすれば、充分だと思って。


試合は、二階席から観ました。


自分は、ほとんどの試合をここから観ます。
間違いなく、ホールの会場内で一番良い席(立ち見ですが)なので。


京介君の試合、相手はサウスポーだったんですが、開始10秒くらいで、「あ、これ、京介君が右で倒すな」と思ったんです。

相手の構えと重心見て。

「いかんいかん、二階席から観ると、観戦眼が優れてくるような錯覚起こすから、じっくり観なくては。勘違いしてはいかん」なんて思い直していたら、京介君、それから1分もしないうちに、本当に右で倒した。

「わー、京介君、素敵」なんて言っているうちに、左フックで2回目のダウン奪取。

その後、連打をまとめ、1RKO勝ち。

うーむ、詰めが凄まじかった。京介君のボクシングから、初めて、バイオレンスの匂いを嗅いだ。

また、2回のダウン、それぞれのパンチは最高の切れ味でした。
「スパーン」じゃなくて、「スパ!」っていう、漫画みたいな音が。

まさに、斬って落とすパンチ。

「人間の脳を揺らして、膝をつかせるパンチっていうのは、こういうものです」の決定版みたいだった。

京介君、今度、どうやったらあんなふうに撃てるのか、教えてね。(笑)


試合後、控え室前の自販機で飲み物を買い、京介君にプレゼント。

もちろん、ドクターペッパーですよ。

昔から、試合に勝った選手には、不健康そうなものを渡したくなります。


京介君は、プロ初勝利。
本当に良かった。

おめでとう。