「エニイ・ギブン・サンデー」
ふと、学生時代に観た映画を思い出し、観たくなったので借りてきました。
(日本ではコケた映画なので、レンタルでは置いてないと思ったのだけれど、ありました)
この作品を最初に観たのは、2000年に日本公開された時でした。
「エニイ・ギブン・サンデー」
監督はオリバー・ストーン。
低迷が続くアメリカン・フットボールチーム、マイアミ・シャークスのヘッド・コーチ、トニー(アル・パチーノ)が、前オーナーの娘で現オーナー(キャメロンディアス)との対立や、主力選手不在という逆境を乗り越えながら、チームをプレイオフ出場をかけた試合まで導く、というストーリー。
・シンプルに言うと、スポ根映画です。
たぶん、世界で一番、スポ根が好きなのは、アメリカの男の子達(しかも、大人の)なんだと思います。
・「無駄に生きるな、熱く死ね」ですからね。
自分も、こういう映画好きですが。
・この映画、ヘッドコーチのトニーと共にストーリーの中心となるのが、補欠の補欠(アメフト用語では、「三本目」って言います)からスター選手に成り上がっていった、黒人QB(クォーターバック)のウィリー。
そのウィリー役に、「ジャンゴ」で主役を張った、ジェイミー・フォックス。
この時のジェイミー・フォックスも、大変に良かったです。
浮かれて調子こいてる若手選手から、真のアスリートに変わっていく様を見事に演じてました。
フォックスはかなり身体を鍛えたんじゃないでしょうか。(元々か?)
「こういう、黒人QBいそうだな」っていうぐらい、違和感なく映っていたので。
・あと、ストーリの中身としては、NFLをモデルにしたあるあるパターンがところどころに描かれていたんじゃないかと思います。
チームの人事に口を出すオーナー、リーグ機構側との利権争い、行政との軋轢、チーム事情とベテラン選手への扱い、医務室でのドクターと選手のやり取りまで。
(最近では珍しくないけれど、当時、黒人のQBはなかなか出てこなかったですから。他のスポーツに比べたら、差別的なものは根強かったのかもしれません)
選手がフ○チン状態でいるロッカールームに女オーナーのキャメロン・ディアスがズカズカ入ってきたり、シャワールームでヘビメタ好きのDL(ディフェンス・ライン)が飼っているワニを放して、チームメイトとギャーギャー騒いだりするところは、アホだなあ、といった感じですけど、こういうのもありそうです。
・あ、ちなみに、キャメロン・ディアスは、こういう映画にありがちなムカつく女性オーナーという感じがしないです。まあ、いい女だな、という印象。
・この映画はとにかく、試合でのプレーシーンの完成度が素晴らしいです。
これだけでも、観る価値があるのでは。
ただ、実際のところ、アメフトのルールやプレーがわからないと、理解するのが厳しい作品ではあるかもしれません。
試合の展開もそうですが、
コーチが、
「なんのために、ブリッツを防ぐ練習をしたんだ!」
「ハドルの時の仲間の顔が・・・」
「スクリメージが勝負だ」だとか言っても、
「?」だと思うんで。
例えば、イーストウッド監督の「インビクタス」は、ラグビーがわからなくても楽しめる内容ですが、「エニイ・ギブン・サンデー」は、そうはいかないと思います。
・久しぶりに観たけれど、やっぱり、好きな映画です。
ラストシーンのセンスの良さもオリバー・ストーンだな、という感じでした。
