スパーリング大会
今日は、ジムのスパーリング大会だったので、お手伝いに行ってきました。
自分はここ最近、仕事の関係から、なかなか、ジムに行く機会が少なくなってきたのですが、このスパーリング大会だけは、行っておきたかったのです。
動機はシンプルで、みんなの練習の成果を見たかったらです。
子供達の試合も含めて、15試合くらいありました。
戦っている最中に、下を向いちゃう高校生、顎が上がりまくって、上体だけが突っ込んだりしてしまう練習生、スパーリング大会だけで、7,8戦の経験がある練習生(上手かったです)、ボクシングを習いに来ているキックの選手、他団体の公式試合に出ている選手などなど、色々でしたが、当然、どれも真剣勝負なので、素晴らしき非日常でした。
どんなレベルだろうと、どんな形式だろうと、試合はそれぞれにとって、特別なものです。
その時、その選手にとっては、目の前の相手との勝負が全てになる。
試合に勝てるならば、生きていく上での様々なことは、どうでもよくなったりする。(いや、これ、本当なんだよ)
自分は、自分たちの仲間が、「試合」を味わっていることが、とても嬉しかった。
全ての試合が終了した後の更衣室。みんなで、終わったばかりの試合の感想を語り合い、盛り上がっている時間が、すごく良かった。
ボクシングジムのああいう空間には、嘘が全くない。
「この場所で、こういう感じで、こう盛り上がろう」なんて、あらかじめ決められているわけでもないし、みんなが意図的に行動しているわけでもないのに、自然とそういう場ができる。(当たり前のことだけど)
これぞ、ボクシングジムだ。
負けた選手がひとり佇んで、静かに悔しがっているのも良かった。
これも、また、ボクシングジム。
この前、私が以前に在籍していたジムで一緒にやっていた後輩から、電話がきました。
なんでも、我々が在籍していたジムが、移転するのだという話題。
後輩が、
「ねえ、リュースケさーん。最後に、ちょっとだけ、ジム見に行きましょうよー。外から、ちょっとだけ眺めるだけですから。リュースケさんや僕たちが、ボクシング始めて、デビューもしたジムなんですよ。あの場所はもう、無くなっちゃうんですよ。寂しいじゃないですかあ」などと、オファーしてきたので、
「おまえはともかく、あそこに俺が行くはずねえだろ」と返すと、後輩は、「そりゃ、そうですけど、でも、寂しいじゃないですかあ」と、諦めきれない様子。
だから、私は、「本当に俺はいいよ。俺、今、いつでも行けるジムがあるしさ。寂しいなんて、あまり思わないから」と伝えたのですが、それを聞いた後輩は、
「ああ、今でも自分とこのジムがあるって、いいですね。それ、羨ましいなあ。僕なんか今、ジムがないですから」と言って、なんとか諦めてくれました。
(彼は、ひとりで行ったのかな?)
私は、スパーリング大会の後、仕事に向かわなくてはいけなかったので、ジムで行う忘年会には出ずに、出立。
帰り際、「じゃ、自分は、これで失礼しまーす」と言うと、更衣室にいた全員が一斉に自分のほうに顔を向け、パーッとした表情で、「ありがとうございましたあ!」と言ってくれた。
あれは、嬉しかったなあ。
最近、嬉しいことが多いな。明日も、嬉しいことがありそうだ。

