ゴリラ | GOD SAVE THE KNUCKLE!

ゴリラ

あれは、私がまだ4回戦ボクサーだった2003年の夏。

プロ3戦目を終え、非常に消耗した私は、動物園にゴリラを見に行きました。

もちろん、ひとりで。

上野に。


いまさら、解説する必要はないかもしれないですが、男は戦いに疲れた時、ゴリラを見に行きたくなるものであります。


※「え??なんで?意味わからない」という意見があるのかもしれないので、念のため、書きます。

実際、あの夏の日、私がゴリラを見に行く途中、ジムの先輩に偶然、会った時のこと。

「よー、リュースケ君、今日はどこ行くの?」

「こんにちは。いやー、今日は、ゴリラを見に行こうと思いまして」

「あー、そうなんだ。俺もこの前、見に行ったよ。ゴリラ」

そんな会話が成立したぐらいです。

おわかりいただけるでしょうか。

この感覚は、私だけのものではないのです。



あの9年前の夏、私がゴリラを見に行った時、いや、会いに行った時、ゴリラは私に背を向けたままでした。

1時間もいたのに。

ちょっと悔しいので、私も横を向いたり、ゴリラに背を向けてみたりしたけど、ゴリラはやはり、振り向いてくれなかった。

それでも、私は満足でした。

ゴリラの背中が見られただけでも、気持ちが充たされたから。

というより、背中だけだったのが、良かったのかもしれない。

ゴリラは、素晴らしい生き物です。



というわけで、今日は珍しく、昔の話を書いてみました。

ゴリラ最高!