墓参り
墓参りは、丁寧にやりました。
私が子供の頃にやっていた駄菓子屋さんが、今は、お供え用のお花や線香だけを売っているお店としてやっているので(本当に、ちょこっとだけ、品を置いてあるだけ)、そこで、お花を購入。
あのお店のご夫婦には、久しぶりに会った。もう、お歳は80過ぎだろうか。
対応をしてくれたご婦人が、「このお花、もっとしっかり開いてくると、綺麗だよ」と言って、丁寧に新聞紙に包んでくれた。
お墓に入っている私の祖父母は、とにかく、私に優しくしてくれた二人なので、思い出が深いです。
私が子供の頃、周りには、(どういうわけか)幼稚で卑怯な大人が多かったので、おそらく、私の人生で最も、精神的ストレスを強く感じたのは、小学生ぐらいの時だったのですが、祖父母は、常に私の味方でいてくれたので、心強かったです。
私が大人になってからも、祖父母は優しかったし、私のことを応援してくれました。
祖母は、面白い人でした。
一緒に並んで、道を歩いていると、必ず、「そっち(車が走っているほう)は危ないから、こっち(壁側)に来なよお」と言って、ポジションチェンジを指示してきたのですが、私が大人になってからも、同じことを言ってきました。
もう、孫は、身長182センチのプロボクサーなのに、車に轢かれるんじゃないかと思って、心配だったようです。
こっちは、おばあちゃんを家に送ろうと思って、一緒に歩いていたのに。
祖母は、私が大人になってから、木更津を尋ねると、必ず、五千円札をお小遣いとして渡してきました。
「おばあちゃん、俺、もう自分で稼いでるんだから、いいんだよ」と言っても、ニコニコしながら、無理矢理、お札をポケットに入れたり、手に握らせてきたりするんです。
祖母が亡くなる前、入院していた時、食欲がなく、まったく食べないというので、「この際、栄養学はすっ飛ばして、なんでもいいや。とにかく、食べてもらわなきゃ」ということで、モンブランを買って、お見舞いに行ったら、「美味しい」と言って、半分くらい食べてくれた。
祖父は、私が小学生の時、いじめられて帰ってきたら、
「負けるな。おじいさんが、喧嘩に勝つ方法を教えてやる」と言って、
「パンチとキック(右ストレートと右ロ―キック)を同時に出す」
という、格闘技理論としては、革新的で、けっこう無理のある打撃を私に伝授してくれました。
(バランス取れねーよ)
「おじいさんは、子供の頃、これで中学生にも勝ってきたんだ」とかなんとか言って。
私が同級生に靴を取られて、上履きで帰ってきたときは、「おまえの靴を取った奴は、一人でやってきたのか」と聞くので、「ううん、何人もいた」と答えると、ダッシュで学校まで行って、取り返してくれた。
ちょっと、同級生や用務員のおじさんや教員達がドン引きするくらいに怒りながら。
今回の帰省は、そんな祖父母のお墓参りができて、良かったです。
※ちなみに、そういった、祖父母との記憶を思い出しながら走っていたら、なんだか泣けてきて、私は、ほぼ全泣き状態になったのですが、ちょうど、すれ違った小学生に、「あ、すげー、泣いてる!」と言われてしまった。
というわけで、今日は、けっこう走ったし、珍しく、夏の良い思い出になりました。