「普通」が好き
私は、日本人のくせに、「日本人は、~な傾向がある」といった言い方をする人間を毛嫌いしています。
主に、ちょっと海外留学したり、海外に住んでいただけで、日本に住み、日本の文化の中で生活する自分の同胞達を小バカにしたり、愚民として評してみたりするタコ助どもです。
「じゃあ、日本人を評するおまえは、何人なんだ?」
「外国に住んでいただけで、自分がバナナだと思い込み(見た目は黄色くて、中身は白いと思っているのだな、奴らは)、日本人を馬鹿にするおまえは、まさに、典型的な日本人だぞ」
と、そういうことだと思うのですが、そんな考えを持つ私でさえ、「ここに来る日本人は、なんで、どいつもこいつも、同じことを言いやがんだ」と、うんざりする時が、多々あります。
例えば、非アスリートの人間が、エアロバイクやウェイトマシーンの使い方を私に尋ねたとする。
ペダルの負荷を変えるのは、このボタンですよ、ウェイトを変えるのは、このバーを抜き差しすればいいんですよ、と、5歳児にもわかるようなわかりやすさで、丁寧に説明する。(そもそも、このぐらいのことは、説明書きを見れば、わかることだし、いい大人だったら、自分でボタンを押したりしながら、確かめて、使い方を探ってみたりするものだ)
すると、彼等は、九割五分の確率で、同じことを聞いてくる。
「普通は、どのくらい(の重さ)でやればいいんですか?」
とりあえず、またか、と思いながらも、私は、
「普通って、どういうことですか?」
と聞き返す。
すると、彼等は、「いや、普通でいいんですけど・・・」
そうとしか答えない。
普通というのは、どういうことだろうか。
例えば、40代男性や20代女性の平均的な筋力から割り出した数値を言えばいいのだろうか。
苦しくもなく、楽過ぎることもなく、ということなのだろうか。
だいたい、人によって、体力差が大きく違うのに、「普通」とは、どういうことなのだろうか。
そもそも、目的はなんなのだろうか。
エアロバイクで言ったら、ウォーミングアップをするつもりなのか、脂肪燃焼のための運動(←これを聞くたびに、よく言うよ、と思う)をするつもりなのか、持久力トレーニング(←こんなこと、やらないだろうが)をするつもりなのか。
それによって、ペダルの負荷は違ってくる。
恐ろしいことだ。
彼等は、「普通」という概念を理解していないのに、とにかく、「普通」を求めてくる。
もちろん、私も、「普通」というものが、何を差すのかは、わからない。
人間が運動強度を設定する上で、「普通」という言葉は、まず、使わないからだ。
みんな、「普通」が好きだ。
では、こちらが、「普通は、負荷を最大にして、ブラックアウトするまで、漕ぎ続けるものです」と言ったら、彼等は、その通りにするのだろうか。
私は、この世の中で一番嫌いなことは、「他人に指図されること」で、一番面白いことは、「自分で考えること」だと思っているので、
「普通はどうなんですか」
などと聞いてくる人間には、恐怖すら感じます。
続く。→
主に、ちょっと海外留学したり、海外に住んでいただけで、日本に住み、日本の文化の中で生活する自分の同胞達を小バカにしたり、愚民として評してみたりするタコ助どもです。
「じゃあ、日本人を評するおまえは、何人なんだ?」
「外国に住んでいただけで、自分がバナナだと思い込み(見た目は黄色くて、中身は白いと思っているのだな、奴らは)、日本人を馬鹿にするおまえは、まさに、典型的な日本人だぞ」
と、そういうことだと思うのですが、そんな考えを持つ私でさえ、「ここに来る日本人は、なんで、どいつもこいつも、同じことを言いやがんだ」と、うんざりする時が、多々あります。
例えば、非アスリートの人間が、エアロバイクやウェイトマシーンの使い方を私に尋ねたとする。
ペダルの負荷を変えるのは、このボタンですよ、ウェイトを変えるのは、このバーを抜き差しすればいいんですよ、と、5歳児にもわかるようなわかりやすさで、丁寧に説明する。(そもそも、このぐらいのことは、説明書きを見れば、わかることだし、いい大人だったら、自分でボタンを押したりしながら、確かめて、使い方を探ってみたりするものだ)
すると、彼等は、九割五分の確率で、同じことを聞いてくる。
「普通は、どのくらい(の重さ)でやればいいんですか?」
とりあえず、またか、と思いながらも、私は、
「普通って、どういうことですか?」
と聞き返す。
すると、彼等は、「いや、普通でいいんですけど・・・」
そうとしか答えない。
普通というのは、どういうことだろうか。
例えば、40代男性や20代女性の平均的な筋力から割り出した数値を言えばいいのだろうか。
苦しくもなく、楽過ぎることもなく、ということなのだろうか。
だいたい、人によって、体力差が大きく違うのに、「普通」とは、どういうことなのだろうか。
そもそも、目的はなんなのだろうか。
エアロバイクで言ったら、ウォーミングアップをするつもりなのか、脂肪燃焼のための運動(←これを聞くたびに、よく言うよ、と思う)をするつもりなのか、持久力トレーニング(←こんなこと、やらないだろうが)をするつもりなのか。
それによって、ペダルの負荷は違ってくる。
恐ろしいことだ。
彼等は、「普通」という概念を理解していないのに、とにかく、「普通」を求めてくる。
もちろん、私も、「普通」というものが、何を差すのかは、わからない。
人間が運動強度を設定する上で、「普通」という言葉は、まず、使わないからだ。
みんな、「普通」が好きだ。
では、こちらが、「普通は、負荷を最大にして、ブラックアウトするまで、漕ぎ続けるものです」と言ったら、彼等は、その通りにするのだろうか。
私は、この世の中で一番嫌いなことは、「他人に指図されること」で、一番面白いことは、「自分で考えること」だと思っているので、
「普通はどうなんですか」
などと聞いてくる人間には、恐怖すら感じます。
続く。→