グッドスピーチ賞
ある競技でオリンピック行きを決めた選手が、「結果が出ない時や、怪我で試合に出られない時でも、変わらず支援してくれた人達のことを思い出して、本番に臨みたい」と語っていたのですが、私は、この選手に、グッドスピーチ賞を捧げたい。
私のような、根性が鈴鹿サーキットのヘアピンくらいに曲がっている人間は、
「(こっちが)調子が良い時期だけ、いい顔した奴らのことは、すぐに忘れます」
みたいな言葉が続くと、更に良い、などと思ってしまいますが、良心的なアスリートは、そんなこと、言わないでしょう。(心の中で、思っているでしょうが)
※ちなみに、最近の私は、
「(こっちが)調子の良い時期だけ、いい顔する奴っているからね」
というセリフが自分自身の中だけで流行っていて、よく使います。
思えば、私の現役時代、連勝している時にだけ応援してくれた人のことは、(すごく感謝はしているけども)本当に申し訳ないことに、顔が思い出せないし、名前すら怪しい。
だけど、負けが続いた時や、怪我や移籍で試合が決まらない状態であるにも関わらず、一貫して態度が変わらなかった人のことは、死んでも忘れない自信がある。
あの野中戦以来、続けて応援に来てくれた人のことは、名前を書き記してあるノートを見なくても、暗記してあるので、今でも、全員分を言える。
試合が決まらない時期のある雨の日、
「いつ試合が決まるかわからないのだから、風邪をひくといけない」と言って、私に傘を貸してくれた人のことや、ツナ缶を送ってくれた人のことだって、鮮明に覚えている。
私も、ああいった、一貫して態度の変わらない人達のようになりたい。
そのためには、もうちょっと、稼げる人間にならねば。
※画像は、本文とは全然、関係ない、えすぎ氏からいただいたもの。