フランス戦
私の買い物ツアーネタなど、どうでもいいので、ラグビーW杯のことを。
日本代表、初戦のフランス戦では、健闘していました。
熱い試合でした。
「健闘」という言葉はあまり好きではないのですが、それ以外の適切な言葉が見つからないです。
残り10分のところで、4点差まで迫っていましたが、立て続けにトライを奪われてしまい、最終スコアは、21-47という結果。
ラグビーは、サッカーのような極端にロースコアのゲームとは違うので、球技種目の中では、一番、番狂わせの少ない競技ではないでしょうか。(実は、ボクシングと同じくらい、実力差がストレートに反映される競技なのでは。つまり、まぐれやラッキーの要素がまったくと言っていいほど、無い)
そう考えると、北半球でイングランドと並ぶ実力を持つ、フランスという大魚を逃してしまったのは、惜しい。
勝利していたら、歴史的快挙になっていたと思うので。
日本代表の試合については、後半残り10分くらいからの失速について、言及する識者が多いです。
私が以前、参加した講習会(ラグビーフィットネスコーチの方を招いて行われた会)では、講師の方が、試合終盤に失速する要因のひとつとして、わかりやすい一例を挙げていました。
例えば、スクラムを「押される」側の選手たちは、踏ん張る時に使う、下腿三頭筋(ふくらはぎ)を短縮性収縮ではなく、伸張性収縮(すみません、説明が難しいので、ググってください)させながら、力を発揮してしまうので、それでは、負担が大きく、後半の山場で失速してしまう場合が多い、といったことなのですが、これは、スタミナを必要とする競技を、ある一定レベルで行っていた人には、わかりやすいことかもしれません。
「スタミナ」と一言で言うと、全身持久力(例えば、1500m走みたいなもの)の種目が優れていることを指すような気がしますが、実際の試合の場では、ストレングス(筋力)やパワーや体格で劣ることが、スタミナの消耗に繋がったりします。
「走り込み」の充実度や「運動量」の豊富さで言えば、日本人選手はかなり優秀な部類に入るのでしょうが、「持久力」には、「筋持久力」の要素もあるので。
また、プレッシャーに対しての「耐性」があるのかどうか、と、力の抜きどころが作れるほど、プレーに余裕があるのかどうか、も重要な部分だと思います。
相手のほうが巧く、経験があって、試合のジェネラルシップを握っていれば、こちらの消耗は激しくなる。
あちらのフェイントに引っ掛かれば、「動かされている」感覚なので、余分に体力を使うし、こちらは、力の抜きどころがわからない。更に、疲れる。
技術や経験を埋めるために、最初から、120%アクセル全開の選手と、「余裕のある100%」でプレーをする選手では、試合の終盤になってからのスタミナに差が出るのでしょう。
つまり、「スタミナ」(特に、試合終盤)を強化するには、「スタミナ」というカテゴリー以外にも、色々な要素を満遍なくレベルアップさせる必要がある、ということで、これは、私が現役時代に、国内トップクラスの選手と戦ってきて、痛感した部分でもあります。
というわけで、今日も、意外と真面目な話を書きました。
代表には、なんとか、決勝トーナメントに行ってもらいたいです。