個性
前回のエントリーで、シガーBAR《ヘミングウェイ》の山岡氏がくださったコメントの題名に、「ロビタ」と、さりげなく書かれていましたが、さすが、手塚作品に造詣の深い山岡氏であります。
以下、なんとなく思いついたところを箇条書きで。
・「ロビタ」とは、手塚治虫先生の名作、「火の鳥」に登場する、大量複製されるロボットのことなのですが、私は、ファミレスやコンビニや居酒屋に集団で固まっている人達を見ると、彼らは本当に、記憶中枢まで複製されたロボット達なのではないかと思えてきます。
・で、恐ろしいことなんですが、そういう人達はよく、
「オレらしさ」
「ワタシらしさ」
「自分に合った」
「自分らしく」
「個性って、大事」
みたいなことを言うんですよ。
・私は、そういうことを(口を揃えて)平気で言う人達が怖いです。
・世界にひとつだけのお花さん達のクローン栽培。オンリーワンの大量発生。
ギャグのつもりなのか?
・ある知人が、彼のブログの中でよく、
「オレって、子供の頃から、人と同じことが嫌いなんで~」
「人とは、違うことをやっちゃうんですよね~」
「人と違うことやるから、よく攻撃されるんすよ~」
「親には、好きなことやらしてもらったんで~」
「オレって、特別」
といったことを書いたりするんですが、そういう、「オレ、周りの人間とは違うんすよ~」式のアピールをする人間は、非常によく見かけるので、あまり珍しくはありません。
・まあ、あれだけ、自慢話と顔文字が多いブログは、なかなかないが。(でも、それは、個性とは違うから)
・「個性を伸ばす教育」といった、旧石器時代の常套句が、現在でも流通しているので、驚愕してしまうのですが、私が今、小学生中学生ぐらいだったら、激怒していますよ。
・おまえらに、個性を伸ばしてもらう覚えはないぞ、と、そういうことです。
・他人に伸ばされる個性は、個性じゃないぞ。
・だいたい、大人達から(継続的に)強圧的に抑えつけられているにも関わらず、それでも、何事かをしようとする意志が、個性というものだと思う。
・だからこそ、個性的な人物というのは、少数なわけであって。
・こういうことを書くと、反抗的な態度で非行に走るようなガキを指して、「個性的だ」などと言う、頭の弱い人が多いので、困ってしまうのですが。
・ルールを守らない、モラルがない類の人間ほど、没個性的なものはないですよ。
彼らには、「やんちゃになるための基本マニュアル」みたいなものが存在するのだからして。
インスタントな逸脱(in安全圏)を周りにアピールできる、お手軽なチェケラウ。
・「子供の個性を伸ばすための放任主義」などというのも、クソフレーズですね。
・私がこういったことを書くと、「いや、甘いよ。君が書いているようなことは、他でも、よく言われていることだ」という指摘があるかもしれないですが、それはそれで、めでたい。
・個性のない人間の、個性のない文章ですので、このへんで。
・話が、うまく着地しないし。では、また。