ローキック
合同練習のメンバーの中に、あるキック団体のチャンピオンがいます。
今度、イタリアで試合なのだそうです。(格闘家の鏡のような選手です。ぜひ、勝ってもらいたい)
合同練習では、リングを4つに小さく区切って、計4組くらいでマス・スパーをやります。
キックや総合の選手が自分達プロボクサーとやるときは、パンチのみ、つまり、ボクシングでマス・スパーを行うのですが、そのキックの選手さんは、ボクシングに関しても一流です。(ちなみに、他の総合の選手たちも、かなり強いです。ボクサーの常識や感覚で戦うと、痛い目に遭います)
やっぱり、キックや総合のトップ選手は凄いです。
例えば、キックの選手などは、パンチの技術に加え、蹴りがあるわけですから。体も相当、タフじゃないといけません。
特に、ローキック。あれ、未経験者が蹴られたら、もう、歩けないですよ。
自分は、大学時代、途中までアメフト部に所属していました。
18、19歳くらいの頃でしたので、そりゃ、もう、血の気が多かったです。(今もですけど)
ある日、実戦練習(スクリメージといいます)で、対面にいる4年生とやりあったことがありまして。
ひとつのプレーが終わった後に、そいつが、「なんだこらあ」みたいに恫喝してきたので、自分は、「てめえ、プレーでオレにやられたからって、プレー外で因縁つけてきやがって」と思いまして、殴ろうと思ったんですね。
でも、アメフトのヘルメットというのは、フェイスガードというものがあって、顔面を殴ろうと思っても、拳が入らないのです。
(↓参照。自分が使っていたヘルメットです。ガンガン当たった傷跡が)
で、自分は咄嗟に、機転を利かせて、その先輩(体重、100キロ以上ありました)
の膝をおもいっきり蹴ったんです。右足で、相手の左足を3発。要するに、ローキックを。
「てめえええ、この豚ヤローがあああ」って。
そしたら、なんと、その先輩は、体重70キロの自分のロー連発で、「ガクンッ」と崩れ落ちました。
周りが慌てて止めたんで、その場は収まりましたが、その先輩、その日は歩いて帰るのがシンドそうだったのをよく覚えています。(一応、ごめんね、と言っておきました)
何が言いたいかというと、自分みたいな、キックに関しての素人が蹴ったローでさえ、あんなに効くんだから、プロのキックボクサーの蹴る威力なんてものは、どれだけ凄いのか、ということです。
もっと言えば、蹴られても蹴られても戦い続ける、あの精神力と、耐久力と、カットする技術はとてつもないものだ、と。
こんな、ド素人の、他競技の現場で起きた出来事を持ち出して語るのは、大変失礼ですが、自分、改めて、キックの選手を尊敬します。
本当に凄いな。
