心臓を狙え
今から6年ほど前、自分が以前在籍していたHNジムに、香港生まれでイギリス育ちの、当時、小学校5年生だった男の子(お父さんが為替ディーラーなのだそうで。日本人です)が入会してきたことがありました。
その子は、どういうわけか、自分と仲が良くなりまして、いろいろと話をすることが多かったのですが、やはり、ご両親が日本人であっても、ずーっと外国で生活していたことプラス、ご両親の教育方針として、英語での教育を最優先していたため、「英語よりも日本語のほうが苦手」という状態でした。
基本的に、日本語の日常会話は問題なくこなすのですが、子どもが使わないような言い回しや、ちょっと難しい言葉が出てくるとわからないらしく、よく、自分に質問してきたりしました。
ある日、その子が、「ねえ、リュースケさーん、おっちょこちょい、ってどういう意味?」と聞いてきたので、「うーん、あのねえ、よく、おっちょこちょいな人、っていう言い方するんだけどさ、おっちょこちょいな人って、例えば、うちの会長だとか、大雨とか台風の時に、崖だとか川(河川ですね)をわざわざ見に行って遭難する人っているじゃない?そういう、軽率な行動をとる人のことを言うんだよね」と説明しました。
(まあ、「遭難」と「軽率」説明するのも大変だったんですが)
と、いうわけで、おっちょこちょいな人達が、もしかしたら遭難したかもしれない大雨の翌日、合同練習に行ってきました。
・電車が遅れたため、自分だけ30分遅れて、荒川の土手に到着。
・みんなの姿が見えた瞬間、遠くからキャプテンが「リュースケ~!早く来い!ダッシュ!」
・ダッシュでみんなのところに行くと、キャプテンが深呼吸しろ、と。
・遅れてきた自分だけに、900mダッシュ(もしかしたら1000mくらい?)が課せられました。(みんなは、200mダッシュ6本だったそうです)
・最近、体重を絞りまくってるので、走りも調子が良く、わりと軽快に走れました。タイムは、キャプテンや計測者が驚くくらい良かったので、好スタートが切れました。
・最近、自分のベストの体重、つまり、一番楽に、キレのある動きができる体重がわかってきたので、練習がやりやすいです。
・疲れがあまり残らないし、怪我もしにくい。素晴らしい。続けよう。
・最近、「できなかったことができるようになってきた」という、根本的な喜びが増えてきました。(周りから見れば、変わらないのかもしれないけど)この種類の喜びは、子どもの頃から、格別なものです。後は、試合で試すだけ。
・練習の仕上げは、みんなで恒例の腹(ボディー)打ち。
・二人一組で、腹に力を込めたパートナーに、もう一人がパンチを打ち込むのです。
耐久力強化です。
・キャプテンのパンチは、アッパー気味で、腹ではなく、心臓部分を狙ってくるのです。
・ハートブレイクショット。これが、また、かなりキツイ。息が止まります。
・試合で使えるかもしれない。
・みなさんもお試しください。レッツ・ゴー・トゥー・ヘブンです。
・そういえば、職場にいるバカが、「ボクシングって、腹打たれて効くの?グローブ着けてるから、効かねーんじゃねえ?」と、アホ面下げて聞いてきたので、(頭おかしいのですよ。たまに、こういう奴がいるんですが。カスです)今度、実際にやってあげてもいいかな?と思います。
・そういうこと言ってくる奴も、軽率という点では、(自分が何もされないと思っているのだな)おっちょこちょいであるのだからして。
・「オレだけは大丈夫」と考えているところが、河川や崖を見に行って遭難する人たちと似ている。
・痛い目に合わないと、おっちょこちは治らない、と。まあ、面倒くさいからたぶん、やらないだろうけど。
・話が逸れてしまいましたが、とにかく、今日も良い練習でした。めでたい。
↑画像は雨にも負けない、ラグビーフィジー代表の選手たち。逞しい。