相対的価値観
巨人が優勝したんだそうで。くだらないことです。
ビールかけなんか見せられて楽しいと思うほど、日本人は愚民化してないと思うのですが、どうでしょうか。
どこもかしこもTVは巨人の優勝のことばかり報道していますね。(気持ち悪いからTV消した)マスコミ各社は読売系列に恩を売っておくと何かメリットがあるんでしょうか。(←追記。日テレは優勝の決まった巨人戦を放送しなかったらしい。わっはっは)
それとも何もネタがないんでしょうか。
少し前のことになるんですが、レスリングの世界選手権で、男子グレコローマンスタイル60キロ級で笹本選手が銀メダルを獲得しました。快挙。
自分はレスリングに関してはド素人なのに感動しました。
でも、マスコミはほぼ知らんぷりでした。まったく。
マスコミやTV屋さん達の価値観がもうちょっとまともだったらと思うのですが。
話は逸れますが、野球というのはつくづく、日本人にとって特別なものですね。
やはり、子供の頃から一番親しんでいるスポーツですから。日本人男子で、例えばキャッチボールができない人はほとんどいないし、誰もがバッティングセンターに行けばはしゃぐでしょう。
自分もなんだかんだいって野球が好きです。
そういう感じで、日本のスポーツシーンの中には、野球好きたちが作り出す、とてつもなく大きい野球ピラミッドが出来上がるわけで、そのピラミッドの頂点に立つプロ野球選手などは、一般人からすれば、どう見ても特別なものに見えるわけです。
(ま、実際すごいのだろうけど)
プロ野球選手の凄さは誰にもわかりやすいですね。
例えば、バッティングセンターに行って、140キロの球が飛んでくれば、だいたいの人はバットに球がかするどころか、腰がひけてしまうわけで、「おいおい、これじゃ、野球選手ってのはとんでもない怪物ばかりなんじゃないか」となるし、
「自分とこの学校のエースで4番だった○○クンは、社会人野球の2部リーグでベンチにも入れない」
「運動神経抜群で、地元のヒーローだった野球部のキャプテンは、東都大学リーグのある学校で、二年生からスコアブック係だ」みたいな話、みなさんのまわりにもけっこうあるのではないでしょうか。日本の野球界は広いな、みたいな。
これに比べて、格闘技の世界、格闘家っていうのは、凄さというか、その特異な能力がわかりにくくて、けっこうなめられる傾向があるかもしれません。
だいたい、自分と同じくらいの身長体重の格闘家だと、「オレでもしばけるんちゃう?」みたいな勘違いする奴がいたりして。
(それに、野球やサッカーに比べて、プロになるためのハードルが低いというように思われている。いや、でも、そこがおもしろいとこで、どんなに運動神経抜群の奴でも、格闘家が務まらない奴ってのはけっこういるんだよね。それだけ、一対一で、人間の尊厳をかけて戦う格闘技というのは異常で崇高なものなのだ)
余談ですが、自分は、一年以上前(だったかな?)、後楽園ホールのトイレに行ったとき、観客の男性二人組みが、自分がその年に出場するトーナメントの話をしていて、
「ミドルの一回戦どうかな?高橋ってのはどうなの?ボクシング雑だよな。パンチは重そうだけど」
「いや、高橋はパンチ大した事ないだろ」
みたいな会話をしていたので、後ろから忍び寄って、
「おい、おまえ、大した事ないって、オレのパンチもらったことあんのかよ」
と声をかけたら、(ちょっと、おもしろそうだったので、冗談っぽく)二人組みは、愛想笑いしながら、消えていきました。
(まあ、彼らがそんな風に思ってしまうのは、自分のパフォーマンスに問題があるからなのですが。ちょっと、大人気なかったですね)
素人にもわかりやすい、プロとしての能力を持ち、なおかつその凄みを見せるってのは大事です。
難しいことですけどね。
自分はなかなかできていません。日々、精進です。
もっとも、自分は玄人から見ても良いところが見つけにくいのかもしれませんが。
でも、オレみたいな凡人と違って、レスリングの世界選手権で銀メダルを獲るような選手は、誰がどう見ても凄いと思うので、みんな、もうちょっと騒いでも良いと思うなー。