セイメイの道

 

 

すこし 歳をとったかもしれない

 

 

ニホンミツバチの 熱殺蜂球を

 

10分以上も じっと見つめている

 

Gくんのカタチに出会って

 

惜しみなく 何か 注ぎたくなる

 

 

と言って

 

昔と違って 話しかける言葉は

 

あまり 湧いて出てこない

 

 

別に 老け込んでるわけじゃなくて

 

ミツバチのことも

 

ヒトのことも

 

知ることを重ねているうちに

 

 

ただただ 単純に 知ることがあふれるに連れて

 

愛おしさも 溢れているだけのことで

 

 

ああ

 

生命のことやってきて よかったな

 

って つくづく 思ってる

 

 

広く浅くが 嫌になる夜は 依然なくならないけれど

 

諦めずに 進むしかないな

 

この道 ー

 

 

 

カエルはアメンボを捕食します

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夜の池で ヤマアカガエルの観察をしていました

 

カエルが落ち着いてから 1時間

 

と決め込んで 正味1時間半

 

いろんなドラマが 展開されてゆきます

 

 

ふああ と あくびをかみ殺し始めた0時過ぎ …

 

 

 

 

 

1匹のアメンボが ツイーと 水面を進んできて

 

ヤマアカガエルの 鼻先に留まりました

 

 

これまで 何度も何度も見てきたイメージが

 

瞬間的にカエルの口の中に消えるアメンボの あのイメージが

 

目の前のイメージに重なります

 

この暗さでは その瞬間は撮れないんだよ…

 

と カメラを下ろして 見ていましたら

 

1分 2分 …  5分

 

カエルもアメンボも 動きません

 

10分 … まだ動きません

 

そして、12分

 

 

 

 

アメンボは 何事もなかったかのように

 

ツイーと 照明の外の闇に 帰ってゆきました

 

 

まあ こんなことが一度あったからといって

 

カエルはアメンボを捕食するという 大方の事実が揺らぐわけではありません

 

 

でも 大方の事実が 事実だとすると

 

このあまり見かけないような 事実もまた事実で

 

命のことは 知っていれば 覚えていれば それでいい

 

ということはないのだと 改めて この夜の2匹に習ったわけでした

 

 

 

 

 

そしてまた 翌週のある朝 ー

 

 

同じ池では 

 

1匹のヤマアカガエルが 死んでいて

 

2匹のアメンボが その命を 受け容れているのでした

 

 

ー カエルはアメンボを捕食します

 

この言葉を 覚えこむことの残念さが あるように思うのです

 

いや、

 

世界はもっと複雑で レアケースこそが 確かに命を支えているんだゼ!

 

という 勇気をくれるメッセージのようなものが

 

自然下の池には やっぱり漂っているように思うのです

 

 

命は いつだって ギリギリを

 

何とか 何とか 生きながら

 

ぐうる ぐると 回ってる

 

 

 

 

 

 

その声が残っています

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この春は 我が家のニホンミツバチは元気がない

 

冬越し前の10群が 元気なのは1群くらい

 

 

この春は 我が家の池では ヤマアカガエルがとても元気だ

 

16もの卵塊が 産み落とされた 

 

 

そんな ヤマアカガエルの卵に覆われた 小さな池に

 

水を飲みに来たニホンミツバチが1匹 溺れました

 

そこに アメンボウが2匹やって来て

 

ニホンミツバチの命のエネルギーを いただいてゆきます

 

 

そんな生命のドラマを じっと見ていましたら

 

アメンボウが 言いました

 

ー ニホンミツバチは 元気が無くて

 

ー ヤマアカガエルは とても元気で

 

ー じゃあ アメンボウは?

 

 

ー 平らに見てよ

 

ー ねえ 平らに見てよ

 

 

夜になっても まだ

 

その声は 残っています

 

 

ー 平らに見てよ

 

 

 

 

 

ずっと 抱きしめる

 

 

木登り中の I くんの横顔に 見惚れながら

 

また ちょっと前の思い出の中の I くんを 引っ張り出し

 

いつまでも ずっと抱っこはないのだな と思い知る

 

 

心で ずっと抱きしめはしても

 

ずっと抱っこは続かない

 

 

ずっと抱っこは続かないから

 

今の抱っこは やっぱり大切で

 

 

ずっと抱っこは叶わないから

 

心で ずっと抱きしめる

 

 

 

 

タダ ソレダケ

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ちいさな ちいさな 二粒を

 

まだ 雪降り 積もる日に 播いたら

 

 

ヤマナシの花 満開の日に

 

かわいらしい芽が 顔を出した

 

 

私たちは

 

シュウメイギクの素敵な株を

 

お金を払って 買うこともできるけれど

 

種を播いて 待つこともできる

 

 

どちらも できる

 

タダ ソレダケ

 

タダ ソレダケ

 

 

ちいさな芽吹きを 確認した日の夜

 

畑の幸でこしらえた 味噌汁が

 

なんだか とても幸せでした

 

 

タダ ソレダケ

 

タダ ソレダケ