- 奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録/石川 拓治
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未来への叡智を与えてくれる「智恵の果実」だ
この言葉は、脳科学者である茂木健一郎さん の言葉なんですが
結局のところ、何かを成し遂げるってこういうことなんだろうと思いました
この著書
は、「NHKプロフェッショナル仕事の流儀」
から生まれたとのことで大部分は、木村さんの畑
で書かれたそうなんです
このあたりのエピソードも、木村さんの人柄がよく出ていると思いました
私が木村さんの立場なら、とっくにあきらめてしまっていたのかもしれませんが
自分がこうだって思って、納得できなければ
納得するまで、いろんなことを考え抜いていけばいい
仮に失敗したとしても、そこに向かって努力したことに関しても
自分自身にとって、かけがえのない財産になるはずだって
努力できることも才能の一つである
どんな才能があったとしても、努力をするいう才能がなければ
今回の木村さんの奇跡のリンゴ
も生まれていなかったのかもしれませんなんだろう
言葉ではうまく言い表せないんですが
なんていうか、ここまでやってこそやりきったって言えるのかって
そう思いました
木村さんは、家族
も巻き込んで生活も苦しくなって
周りの村人
にも協力者がいなくなってしまって、もうどうしようもなくなってしまって八方塞がりで、自分はおしまいだって真剣に考えるようになって
この世からのお別れを決意して・・・
その時に、運命に出逢うんですよね
人生って言うのは、本当にうまくできているんだなぁって
なんか、その場面を読んでいる時に思いました
一言でリンゴ
といっても、ウィキペティア
をみてみるとたくさん品種があるんですねそんなリンゴ
と格闘したっていうか、リンゴ
と対話し続けた木村さんがついに無農薬で、とっても美味しいリンゴ
に出会うまでのストーリーがこの本
に集約されているってわけなんです成功する人って、みなさんこういった要素をお持ちですよね
簡単にあきらめない
木村さんの場合は、本当に尋常じゃないですよ
だって、家族
巻き込んで貧乏になって銀行の借金
は増えるは、田畑も売らなくっちゃならなくなるはお金がない
から、出稼ぎの日雇い労働
まで経験することになるのですから
農薬使っていりゃぁ、そんな思いをすることはなかっただろうに
でも、そこまでしたから奇跡のリンゴが産まれたんでしょう
私たちも、日々仕事
をしていく上で知識や経験がものをいって、いろんなことをスムーズに行っていっていますが
時には、その知識や経験が邪魔をして
新しいことにチャレンジできなくなっていることってあるんじゃないでしょうか
過去にとらわれない
言葉にすると簡単ですが、これって実践するのは結構エネルギー
がいると思うんです特に、今までの成功体験とかって捨てられないですよね
でも、いろんな著書
を読み進めていくと良く書かれているのは「過去を捨てなさい」ってこと
その理由は様々だと思いますが
その常識と言われるものをくつがえることで、新しいものを生み出すことができる
それが、人間が進化する第一歩なのかもしれません
木村さんは、なぜここまでして奇跡のリンゴのこだわったのか
結局のところ、誰にも分からないのかもしれません
だって、普通にリンゴ
農家をして農薬使って栽培していたら普通に収入があって、そんなには困らなかたって容易に想像できますからね
でも、木村さんは無農薬栽培にこだわった
その年数だってスゴイことになっていましたよ
試行錯誤して、やっとリンゴ
の花が咲いたのが9年ぶりってそんなに我慢して、研究して、考えまくって、そりゃぁスゴイ
その忍耐力と、周りの皆さんの協力には頭が下がりますね
ひとつのものに狂えば、いつか必ず答えに巡り合う
本来は、自然界に農薬なんてものは存在しなかったですからね
木村さんが、山奥で見つけたドングリ
の木が生き生きしているのをみてそこで、ドングリ
の木の下の土の感触に気づいて
っていう箇所を読んでいる時に私は、息子のスイミングスクールで息子が帰ってくるのを待っていたのですが
周りでママ友さん同士が、和気あいあいとおしゃべりされているその横で
涙が出てきそう
になってしまって、もうその涙をこらえるのが必死でした何かを極めるって、そういうことなんだなぁって
もっと必死に
何かを感じることができれば、もっと必死になって取り組むことができるのではないか
自分の中の感じる心が、その何かに反応した感じがしました
今では、リンゴ
栽培のかたわら日本全国を飛び回って、公園や農業指導を行っているという木村さん
私も、一度お話しを聴いてみたい
ですね
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いつも感謝します
本当にありがとうございます
これからも、当ブログをどうぞよろしくお願いします
【編集後記】
今日もお料理やっていますシリーズ
あじのお刺身
きれいな鯵が売っていたので、思わず買ってさばいてみました
いわしの煮付け梅干しと一緒に煮込むことで、骨まで食べることができるようにしました
今が旬ですからね
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