先日、足の裏にあるほくろを見てもらう為近くの病院に行って来た。



何故ほくろが気になったかと言うと、僕の親父の鼻に出来た
ほくろが悪性だったらしく最近軽い手術を受けたのだ。



悪性のほくろはほっとくと癌になることもあるらしい・・・



親父いわく悪性のほくろには5段階あり親父のは
ABCDE中、Cほくろだったらしく切除にいたった訳だ。
(親父の場合切除すれば問題のないほくろだった。)



僕に出来ている足の裏のほくろ。
7年前から気にはなっていたがほっといていた。


足の裏のほくろはタチが悪い可能性があるという話を親父から聞き
軽い不安がこみ上げ自分の足の裏を見てみた。


言われてみれば心なしかほくろがでかく
なってきている様な気がする。


いや!!でかくなってる・・・様にしか見えない。




めちゃ怖くなり・・・



近くの皮膚科に行く流れとなったのである。






病院につき診察室に入る。


中には中年のメガネをかけた女性の先生がまっていた。


靴下を脱いで足の裏のほくろをゆっくり見せた。
眉間にしわを寄せて先生はじっくり僕のほくろを見ている。


「うーんー」と低い声を出しながらじっと観察している。


何だ緊張感は!!

僕は心臓バクバク!!「うーんー」ってなんや?
見たこともない悪性のほくろなんか??
それとも僕の足の臭いにまいっている唸りの「うーんー」
なのか??いやでもそれはない!!僕は足は洗ってきた!!



僕の頭はもうぐるぐる。てんぱり汁てんこもり




さらに先生はメガネをはずし、顕微鏡に接続されているレンズを
僕のほくろにあってて観察している。



レンズをほくろからはずしメガネをかけ直した先生はゆっくりこう言った。





「Eほくろです」



えっ!!!!!!!!
Eですかぁぁっぁぁぁxっぁっぁぁぁ!!!


一瞬時が止まり
思わず叫び天を仰いだ


僕は終わった!!五段階中のEランクだとすれば一番末期!!
Cほくろの親父が切除!!さらにEとなればぁぁああもう手遅れじゃん



きずけば涙ぐんでいた。
僕は残りの力をふりしぼり先生に聞いた


「じゃ、手術で間に合いますか・・・・?」



「えっ!!」



細い声で聞こえなかったのだろう
もう一回今度は腹に力をいれ質問した。



「じゃ、手術で間に合いますか!!!」



少し声を張りすぎてしまい、近くにいた看護師が一斉に僕を見た。
先生もビィク!とした動きをしたがすぐ落ち着いて僕に優しく
話かけてきた。



「なんで手術なんですか??」


「だってだってEランクの悪いほくろなんでしょ??」と半泣きの僕


「はっ??何いってるんですか??」

「だって切除しなければ!!」とてんぱる僕




先生は少しあきれたのか大きくため息をついて
ゆっくり僕に改めてこう言った




「落ち着いてくださいね。あなたのほくろは
悪いほくろじゃなくて、いいほくろです。
分かります?なんの問題もないです。切らなくてもいいです。」






「いいほくろ・・なんすか・・・」


「そう!!!良性のいいほ、く、ろ!!」





ここまで来てようやく理解した。



Eほくろじゃなくて

いいほくろ




診察が終わり親父に電話した。
聞きたかったのはあのアルファベットでの五段階について



「あーあれか!!あれはお前に分かりやすくする為に俺が使った
例えたい!!五段階であれば数字でもよかったたい。」
と親父



出来れば数字で例えてほしかった。