2017/3

 

 

便失禁は、日常生活に様々な不都合や
生活の質(QOL:Quality of Life)への低下を引き起こします。

便失禁は、単に「便が漏れる」という症状だけではなく、

生きがいの喪失、

日常生活の制限、

社会活動への不参加などにより、

生活の質に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

便失禁のために病院を受診した患者さんを対象としたアンケートでは

約65%の人が「生活(人生)が楽しめなかった」と回答しています*

 

誰にも相談できず、

また便失禁をした自分を受け入れられず、

治療を受けるという行動につなげることが難しい現状があります。

 

便失禁はいのちに関わるほどの病気ではないかもしれませんが、

多くの場合、

便が漏れるという不安や心配を抱え、

常にトイレの場所が気になったりと、

日常生活で様々なストレスがたまって精神的負担となり、

生活の質を損なう結果を招くことも大きな問題です。

 

*日本メドトロニック調べ:『便失禁治療に関する市場の実態調査及び製品Xに関する評価』2009