イタリア紀行 花の都 フィレンツェ 終 | 人生を楽しむ為に!

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トレーニングの記録や旅日記。
冬はスキーや温泉の記事なんかも。
パワーリフティング、ウェイトリフティング競技経験あり。
アメリカゴールドジムでウィダートレーニングメソッドを習得。
現在は仕事と健康の為に日々トレーニングに励んでいます。

ピサからフィレンツェに戻った翌日、街でショッピングなどを楽しんだ後、一度ホテルに帰り、オレンジ色で統一された屋根のフィレンツェの街を一望出来るというミケランジェロ広場に行く事にした。

ホテルのフロントで尋ねると、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の目の前のバス停からバスに乗って15分位だと教えてくれた。

チケットは駅の中の売店で売っているらしく、一人片道1.2ユーロ、面倒なので帰りのチケットも購入しておいた。

ミケランジェロ広場へは駅前から12番のバスに乗って市内を反時計回りに進みながらアルノ川を渡り、小高い丘をどんどん登っていきます。

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バス停

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バス車内

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車内から
向こうにポンテ・ヴェッキオ

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アルノ川の南側の街並み

ほどなくしてミケランジェロ広場に到着、ワクワクしながらバスを降りるとやはり沢山の人々で賑わっていた。

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ミケランジェロ広場
右側にあるのはダビデ像の複製

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広場に並んでいる売店

このミケランジェロ広場自体には大したものは無く、ここから観る絶景がこの広場の売りで、ほとんどの人達は街並みを見渡す事が出来る広場の端のほうに集まっていた。

私達も早速フィレンツェの街を高い場所から観る事にした。

おお、写真で見るより遥かに素晴らしいではありませんか!(;゜0゜)

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フィレンツェのドゥオーモやアルノ川、ポンテ・ヴェッキオなどが一望出来て、正にこれぞフィレンツェ!という景観だ。

街の西の方角に飛行機が降りて行くのを何度か見る事が出来たので、その辺りにフィレンツェの空港があるのだろう。

我々はヴェネチアから鉄道でこのフィレンツェにやって来たので空港は使っていないが、いつかこのフィレンツェの空港も利用してみたいもんだ。

さて1時間程フィレンツェの街並みを眺めた後、再びバスで帰る事にしたが、帰りは街を時計回りに走る13番のバスになる。

バスは15分から20分に一本出ているのでさほど時間を気にする必要は無い。

今日はこのフィレンツェ滞在の最終日、一度ホテルに戻り、夜は行く予定のレストランが珍しく決めてあった。

実はこのフィレンツェに数年間住んでいた日本人の友達がいるのだが、その友人からお勧めのレストランを聞いておいたのだ。

だがこのフィレンツェ滞在最終日の夜、そのレストランに行く事を大変楽しみにしていたのだが、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の近くにあるそのお店に行ってみると、なんと定休日で営業していない。(;゜0゜)

お勧めのフードメニューまで聞いていて凄く楽しみにしていたというのに。(T_T)

仕方がないのでいつものように適当にお店を見て回って直感で決める事にして、夜のフィレンツェの街を歩く事にした。

しばらく歩いていたらドゥオーモのすぐ近くに雰囲気の良さそうなレストランを発見!

お店の中は入り口を入るとキッチンを隔てて大きく左右に分かれており、英語を上手に話すスタッフが空いている左側のエリアに案内してくれた。

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この時はとにかく喉が渇いており、ビールを一気に数杯飲んだが、普段あまり飲まないうちの息子もこの時ばかりはビールが美味しいと言いながら何杯か飲んでいた。

ビールを飲んだ後、店員のお勧めの白ワインを注文し、適当に食べるものをいくつか頼んだ。

イタリアではほとんどのお店で英語表記のメニューが用意されているので注文するのには困らない。

このフィレンツェのグルメで有名なのはTボーンステーキで、お店によっては肉の量も細かく指定出来たりする。

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ところで私がスタッフと英語で話をしていたら、いつの間にか隣のテーブルに座っていた70歳位の二人の女性が話し掛けてきた。

聞き慣れたその英語の発音から、彼女達がアメリカ人である事がすぐに理解出来た。

「どこから来たの?英語がとてもお上手ね!」と言ってくれて、私が日本から家族旅行で来たのだと話すと、自分達は昔大阪に行った事があると話してくれた。

彼女達はアメリカのサンディエゴから来たのだという。

私も昔、二度程サンディエゴに行った事があると言うととても嬉しそうに、「今度サンディエゴに来る時には必ず連絡しておいでね!」とアドレスを書いた紙をくれた。

話によると彼女達は数週間前にアメリカからこのヨーロッパに渡り、イタリア中南部のナポリやローマを経てこのフィレンツェに来たのだそうだ。

そしてそのナポリやローマでの自分達のお勧めのスポットやレストランなどをいくつも教えてくれた。

これだから旅は面白い。(^-^)

この後もしばらくヨーロッパを旅するらしく、アメリカの家に帰るのは夏位になる予定だという。

なんとも優雅で楽しそうだ。

二人のうちの一人、私と同じ位の身長のシェリッサという女性とはFBの連絡先も交換したのだが、少し前にもメキシコのビーチリゾートで楽しそうに写真に写っていた。

このレストランでは美味しいお酒や料理と共に、世界中を旅している彼女達から興味深い話を沢山聞く事が出来たおかげで本当に楽しい時間を過ごす事が出来た。

フィレンツェや、またこのレストランに来てつくづく良かったと思う。

友人が紹介してくれたレストランが休みだったおかげで代わりに直感で入ったこのお店だったが、結果的に素晴らしい出会いがあり大正解だった。

さて彼女達と別れ、フィレンツェ最後の夜をこのまま終えてしまうのは勿体無いからと、夜の街をぶらぶら散歩してもう一軒お店に入る事にした。

もちろんまた直感だが、先程のレストランとはちょっと違い、気軽に入れそうな雰囲気のピッツェリアで、何故かお店の外に星条旗が掲げてある。

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私はビールとパスタセットを注文したが、これで約7ユーロとなかなか良心的な値段だ。

店内のテレビスクリーンではセリエAの試合が流れていて、本場イタリアでセリエAだ!とばかりに観ていたら、人懐っこいスタッフのお兄さんが、「ジャパンから来たのか?ホンダを知っているか?」なんて尋ねてきたから、勿論知っていると答え、それからも色々な話でしばらく盛り上がった。

明日の朝このフィレンツェを発つと言うと、「フィレンツェは楽しかったか?是非またこのお店に来てくれ!」と言ってくれて、記念に握手をして一緒に写真を撮っておいた。

ヴェネチアも素晴らしかったが、このフィレンツェでも本当に沢山の楽しい思い出が出来た。

さあ明日はまたイタリア新幹線、フレッチャロッサに乗ってイタリア半島を南下、どんな楽しい出来事や出会いが待っているのだろう!?♪(´ε` )

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ローマ編につづく