前回、悪雪を滑るポイントを四点書きましたが、今回はそれらの説明をします。
偉そうに書いてますが、全てオーストリアデモの受け売りなのでご了承下さい。
(~_~;)
1 基本は中間ポジション
これは悪雪に限らないですが、重い雪を滑る場合、綺麗な整地を滑る時より雪面を押す力が余計に必要になります。
おまけに荒れた雪面ではスキーがバタつきバランスを崩し易くなります。
ストレッチング動作を使ってはいけないという訳ではありませんが、不安定なコンディションで滑りを安定させるには、常にある程度スキーを踏みつける事が出来るポジションが必要です。
ただバランスを崩し易い状況で、あまりにも低いポジションにするとスキーが走らない上、脚部を中心に圧を柔軟に吸収する事が難しくなってしまうので、そういう意味でも常に曲げ伸ばしが出来る対応能力が高い中間ポジションが基本になるという訳です。^ ^
2 オープンスタンス
これは普段よりバランスを崩し易い状況の場合、少しでも安定して滑る為に役に立ちます。
両足の幅、いわゆるスキーのスタンスを三角形の底辺、スキーヤーの頭を頂点に例えると、当然ですが底辺が大きい程安定した三角形になります。
ただあまりにもスタンスが広過ぎると内スキーの逆エッジが立ってしまい易く、内脚の操作が非常にしにくい為、その辺りを考慮した上でのオープンスタンスが理想です。
私はアルペンレースをやっていたせいか、悪雪に限らず普段からスタンスは広めで、斜度や雪質、滑走スピードによってそのスタンスもまた柔軟に変化させています。
広めのスタンスは、現在主流のカーヴィングスキーの性能を十分に引き出す為にも必要不可欠なものだと思っています。
疲れたので続きはまた書きます。
♪( ´θ`)ノ