東北紀行 Vol.10 壮絶 八甲田! | 人生を楽しむ為に!

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トレーニングの記録や旅日記。
冬はスキーや温泉の記事なんかも。
パワーリフティング、ウェイトリフティング競技経験あり。
アメリカゴールドジムでウィダートレーニングメソッドを習得。
現在は仕事と健康の為に日々トレーニングに励んでいます。

八甲田ロープウェーの山麓駅は小雪が舞っている程度だった。

しかしロープウェーで登るにつれ、雲は濃くなり雪も本格的に降ってきた。

山頂駅に到着して外に出てみると一面真っ白で視界はほとんど無い。

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山頂駅

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マジっすか!?(~_~;)

とりあえず山頂駅の中でしばらく待機。

だがこのコンディションの中、迷わず滑り降りて行くツワモノが何人かいた。
(;゜0゜)

スゲー!(; ̄O ̄)

私は山頂駅の中を少し見たりしながら天候の回復を待つ事にした。

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この八甲田山はスキー場のようにコースらしいコースというものは無く、所々立っている目印だけを頼りに樹林の中を滑っていかなければならない。

しばらく待っていたが天候は良くならず、キリが無いのでゆっくり滑りながら降りる事にした。

しかし視界は本当に悪い、10m先も見えないほどだ。

油断していると目の前にいきなり樹氷モンスターが立ちはだかり、容赦無く行く手を遮ってくる。

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おまけに整備されていない山の斜面は荒れていて、スキーが雪に埋まり動かない厄介な湿雪ディープパウダー。

山頂から麓までは距離にして5km以上はある。

視界が無い中ゆっくりワンターンずつ慎重に滑っているのに、ものの数分も経たないうちに脚の筋肉が悲鳴を上げ始めた。

気が付くと目印は無く、私の他に人は誰一人いない、今ここで遭難したり動けなくなったら一体どうなるんだ?と一瞬怖くなった。

なんの!今までどんな難斜面でも滑ってきたんだ、他のスキーヤーが経験していないキツいウェイトトレーニングだってやってきた、絶対に滑り切ってやる!

今までの経験が支えになったのか、なんとか落ち着きを取り戻して再び滑り始める事が出来た。

樹氷をかいくぐり、道無き道を滑り再び麓のロープウェー乗り場に辿り着いた時には既に心身共にかなり疲労していた。

こりゃ~ロープウェーに5回も乗るのはとてもじゃないが厳しいな!

とこの時既に感じていた。(~_~;)

お腹も空いたし、ひとまず休憩する事にしよう。♪( ´θ`)ノ