ワイキキビーチの近くのカラカウアストリートやクヒオストリートは、夜9時位までは毎日かなりの人達で賑わっている。
だがそれ以降は人通りも少なくなり、怪しい売人や娼婦があちこちから湧いたように出没してくる。
独りでウロウロしている私のような日本人は格好のターゲットなのだろう。
夜遅くに出歩くと、それはもう毎回のように声をかけられる。
本物かどうかも怪しいが、麻薬を売りつけてくるようなとんでもない奴もいれば、安くするから一晩付き合わないか?と誘ってくるド派手な格好をしたお姉さんも沢山いた。
特に商売女は沢山いてしょっちゅう声をかけてくる。
通常は、「また今度ね~!」とか適当に断るのだが、中にはしつこくついてくるお姉さんもいて、「ホテルはどこ?」とか、「今日は特別に半額でいいから私の部屋に来ない?」などと必死にけしかけてくる。
それで生計を立てているんだろうから必死になるのも仕方ないだろうけど。
一度もお願いした事はないが、からかい半分で値段交渉をした事は何度かある。
お姉さんのレベルにもよるが、ワイキキ周辺の相場は当時の日本円で約15000~25000円ほどだった記憶がある。
ただでさえハワイ貧乏ステイなのにそんな無駄金など使えるはずがない、仮にお金に余裕があったにせよ、色んな意味で抵抗がある。
その気が無いのに私が値段交渉だけして断ると、半ギレして暴言を吐いてくる乱暴なお姉さんもいた。
とにかくこの手のやり取りも楽しむようにしていたから、さほど苦にはならなかった。
だがいくらハワイと言ってもアメリカには違い無く、日本にいる感覚で平和ボケしていると痛い目を見る事になる。
私はアメリカ本土に住んでいる時に、何度となく恐ろしい経験をしているからか、自分自身の勘で危険な場所や時間帯などがある程度わかるようになっているのかもしれない。
もしくは身の危険を感じる安全レーダーが壊れている可能性が高い。(-。-;
いずれにせよ、外国では日が暮れてから人通りの少ない場所には行かないほうがいい、特に若い女性などは要注意である。