◎父は頑張っている
余命宣告を受けてから緩和ケアの病棟がある病院へ転院をした父。
余命宣告を受けた時は耳があまり聞こえなくなった状態で足が動かなかったが声は出せた。
ホワイトボードを使い文字でしか伝えることが出来なかったけれど、
「ごめんな。家族仲良くな」
と振り絞った声で話していた。
翌週、父は声を出せなくなっていた。
それでもまだ文字を書いたりスマホでLINEを送ったりは出来た。
その姿はかなり辛そうで、吸引で痰をとらないと呼吸が苦しいけれどその吸引が辛いようだった。
転院後、目が見えにくくなったようで自分でスマホを操作するのが難しくなってきたらしい。
看護師さんがホワイトボードに書いた文字に反応は出来ているようだけど、だんだん弱っていくのを感じられる。
日々弱っていく父を思いながらも、自分たちは生活をしていかなければいけない。
不思議と仕事中は集中できていて、休憩の時に父のことを考えたりする。
転院先はまだまだコロナの影響が強く、面会の制限が厳しい。
一日1組2名が30分しか面会することが出来ない。
しかも面会時間帯が限られているため、平日は会いにいくことが出来ない。
週ごとに姿が変わってしまっていて、会うたびに何とも言えない気持ちになる。
父は今、ほとんど自由が効かない身体でどんな気持ちでいるのだろう・・・