先週の、とある帰宅時の話。

新宿駅の雑踏の中、目の前を、フリル付きひらひらの子がホームに掛けあがってゆく。
全身ピンクハウス(というか最近の子が金子さんの服なんて着ないと思うから、リズリサとか?今時のブランドは良く知らない)風の雰囲気。ある意味、自分の着たいファッションに素直な子。髪留めはマイメロディちゃんだったかな?

ホームに並ぶと、迷わず、一番後ろの車両に乗り込む彼女。
偶然、ぼくも、降りやすいので同じ車両に。

混み合うホームで、周りのコンサバなOLさんに混じって、ひらひら子さんはそれなりに目立つこともあって、乗り込んで、なんとなく目で追ってしまう。

車両には、もう一人、社名と思しき刺繍の入った、少しヨレた作業服(というの?ワークマンで売ってる様なツナギ服。おそらく会社支給品)を着た兄ちゃんがいて、これまた、帰宅ラッシュのスーツ姿のおっさん達の間で目立っている。

で、この兄ちゃんが満面の笑みを浮かべて、ひらひら子ちゃんを出迎えてるのですね(^^)
電車ドアから通路に入りかけのところで、彼氏さんはこっちを向いているけど、彼女は背中しか見えないので、表情は伺えない。
さすがにハグはしてないけど、何か彼女に向かって呟いている。

ぼくは、二人からさらに二人くらい離れたドア横に立っていて、微笑ましいカップルを眺めながら

「いやーえぇなぁ。
にんげん、格好で判断したらイカンなぁ。
いまどき、乗る電車の車両と場所を決めて待ち合わせて、それで二人で移動って素敵だわぁ。
山手線xx分発の一番渋谷寄りに乗ってるよーってlineしたって、2、3分おきに走ってるし客は多いし大変だよね
二人のファッション、全く釣り合ってないけど、二人の間には関係ないんだなぁ...」


なんて、想像を逞しくしてた(^-^)

   *

それで、ぼくは池袋で降りるのだけど、一つ手前の目白で、なんと!
ひらひら子ちゃん、一切何も関係ない素振りでスタスタと電車を降りてしまった

彼氏さんは、というと、そこに元から誰も居なかった様に、相変わらずニコニコして吊革にぶら下がっている。
うーむ、ひょっとして赤の他人???


池袋で降りずに、もう少し見ていきたい衝動に駆られるほど、不思議な光景だった。
たくさん乗ってた乗客に、どう思った?と聞きたかったくらい...謎。