昨夜は、仕事が少し早めに上がったのと、気分転換(現実逃避?)もあって、夕食をパスして銀座で宮沢りえちゃんの映画を観てきました。

 
今年のお正月に、原田知世さん主演でNHKドラマにもなってたんですね。
三和銀行の横領事件が元かな?
家族や彼女さんとは見れない内容。あらすじは以下:
 
《ネタバレ注意》
 
銀行に契約社員として復職したリカ(宮沢りえ)は、外で働き家計を助けることを夫から評価されていない。ふとしたきっかけで若い男(池松壮亮)と一線を越えて、リカは久しぶりに自由を感じる。彼との逢瀬に溺れてゆくうちに、年の差を埋め合わせるかのように貢ぎ始め、銀行の=お客様のお金を使い込む様になる。次第に歯止めが効かないほど傾注してしまうものの、結局、男はリカの借りてあげたマンションに同級生を連れ込んでいて、関係は終わる。
リカの横領は返せる額をとうに超えており、リカは現実から逃れる様に走り彷徨う。
 
という、ある意味、「どこでもよくある」話。
(耳が痛い…)
 
  *
 
映画の論評は、他の専門家に任せるとして(自分含め)婚外の恋してるヒトの視点から感じたことなど。
 
  *
 
全て白日の下に晒されたあと、小林聡美さんの「やりたいこと、やったんでしょ?」という問いかけに対して宮沢りえさんの独白で、
「最初の逢瀬の朝、月を見上げた時から、いつか終わる。こういう日がくると分かっていた。ニセモノだから。だから、何をしても良いと思った」という風に言い聞かせるシーンがある(セリフは微妙に違うと思うけど..)
 
原田知世さんも、宮沢りえさんも、実感できなくて出演を悩んだ (by wikipedia) らしいのだけど、、、ぼくは、この感覚、よくわかる…。
はじめから、恋愛ごっこ。明日、関係が途切れるかもしれない。
 
わかるの半分、ほんとうに、ニセモノの恋だったの?というのも、観たあと胸に引っかかる。
じゃ、リカとダンナさんの、渇いた夫婦生活って、「ホンモノ」なの?
 そんな訳はない。
 
お金の面もそう。社会通念上、許容される範囲と、逸脱となる境目は実は紙一重だったり。
 
結局のところ、「ホンモノ」なんて無いから、主人公は苦しいのかな、とか。
 
道ならぬ恋は、畢竟、偽りのもの、という位置付けに表現しないと、社会ルールが成立しない。それは良くわかる。
でもね、例えば10年愛し合ったら、それは、仮にもその時間は、ホンモノだと思うのだけどね。思いたい。
ん、期間と違うな…想いかな?
 
破滅的な恋愛といえば、「それから」(漱石) の代助が、三千代と別れた後、さいご当てもなく街を彷徨うところがオーバーラップして思い出される。物語りとして語られてはいるけれども、どの話も、実際の恋する想いがそうさせている。