こんばんは、ゴージャス松野です!
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今日は盆の入りです🙏
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盆の入りには、お墓参りをして玄関や軒下で迎え火を焚き、ご先祖様の霊をお迎えする風習が有ります。
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夕方にご先祖様の魂が道に迷わず家に来られるように目印として迎え火を焚き、ご先祖の様の霊を家に迎え入れるようにしたというのがその始まりということです。 
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日本では、盆の入りの13日から盆明けの16日までの4日間をお盆(盂蘭盆)と呼び、ご先祖様の精霊をお迎えして供養をする期間とされています。 
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「盂蘭盆」は、サンスクリット語のウラバンナ(逆さ吊り)を音訳した言葉だということですが、転じて「逆さ吊りにされているような人を救うための法要」といった意味が有るそうです。 
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「盂蘭盆経」によれば、釈尊の高弟で神通第一の目蓮が母親が餓鬼道に墜ちて苦しんでいるのを知り、その救済策を釈尊に尋ねたところ、釈尊は毎年安居が終わる7(8)月15日に多くの僧に飲食の供養すれば、七世の父母が救われるとお教えになったということです。
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目蓮は早速釈尊の教えを守り、供養をして母を助けたということです。
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このことがきっかけとなり、盂蘭盆の風習が始まりました。
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話は変わりますが、仏教の世界では、人は生まれながらにして四苦八苦という苦しみを背負ってこの世に生まれてくるといわれています。
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生(生きる苦しみ)、老(老いる苦しみ)、病(病気の苦しみ)、死(死ぬ苦しみ)の4つの苦しみ、そして、愛別離苦(愛する人と別れる苦しみ)、怨憎会苦(怨み憎んでいる人と会わなくてはならない苦しみ)、求不得苦(欲しいものが手に入らない苦しみ)、五蘊盛苦(肉体と精神が思うようにならない苦しみ)の4つの苦しみが合わさって四苦八苦になるといわれています。
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四苦八苦を甘受するためには「苦しみは、苦しみとして受け入れて、人はどのように生きて行くかが大切であり」、さらには「死を考えること(メメントモリ)によって、生(命)を考えることが重要である」といわれています。
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コロナ感染が急拡大している今、お盆にちなみ、仏教の教えに目を向けて、自分や大切な人を守るためには何が大切かを、もう一度再考してみてはいかがでしょうか。
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覚念行秀  合掌
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