こんばんは、ゴージャス松野です!
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この時期になると、毎年ある方との出合いのことが脳裏に甦ってきます✨
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(以下過去の日記より)
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ある方とは、離婚騒動の時に、私がマスコミで叩かれているのを見て手を差し伸べて下さったTさんのことです。
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ワイドショーに翻弄される私の姿を見て『このままでは、この男はとんでもないことになってしまう』・・・後で話を聞いたところTさんは当時の私にそんな危惧を抱かれたということです。
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Tさんは私の住所を探しあて、ご自分の名刺をポストに投函していかれました。
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『あなたのことが心配です。きっとお力になれると思います。FAXかお電話お待ちしています。』
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名刺の裏には、そう書いてありました。
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当時、孤独の頂点に立たされていた私は、期待と不安を胸に恐る恐る名刺の電話番号に電話をかけました。
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電話の向こうでは、初老の男性が穏やかな声で『よく電話をかけてくれましたね。有り難う』と優しく対応してくれました。
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そして、Tさんは『これから裁判で争うに当たって、弁護士や資金も必要になるし、精神的にもきつくなるだろうから、全面的に私が応援してあげますよ』といった旨の申し入れをして下さいました。
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通常ならあり得ないお話しですが、私は藁にもすがる思いでTさんにお会いすることに致しました。
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Tさんは真剣に私の話に耳を傾けて下さり、裁判が始まると約束通り弁護士を紹介してくれて費用一切の援助をして下さいました。
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私が、最後まで裁判を戦い抜く事が出来たのはTさんのお陰でした。
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そして、私が何よりも力強かったのは、Tさんがいつも私の傍らにいてくれたことです。
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当時、マスコミや社会からバッシングを受けて精神的にもどん底にいた私にとって、Tさんの存在は、まさに「地獄で仏に会った」といった感じでした。
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Tさんは、孤独感と先行きの見えない不安感で精神的にもギリギリの状態にあった私をいつも傍らで優しく見守ってくれました。
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私の相談にTさんは毎日何時間でも快く付き合ってくれて、いつも適切なアドバイスを与えてくれました。
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出張で海外にいる時も「料金が大変だからワンコールもらえば、かけ直してあげるから」と言って私の話に何時間も付き合てくれました。
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不安と孤独のどん底にいた私にとっては、裁判費用の援助にも増して、Tさんのこんな心の支えが何よりも励みとなりました。
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『自分の潔白を証明出来るまで、最後まで存分に戦い抜きなさい』・・・Tさんの精神的な支えやアドバイスが有ったからこそ、私は最後まで裁判で戦い抜く事が出来たのです。
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私にとって、Tさんとの出会いは私の人生において生涯忘れる事が出来ない人生のターニングポイントの一つとなっております。
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裁判が終了し、芸能界の仕事も軌道に乗り出したある日、私はTさんに元気になった姿を見てもらい、そして少しでも恩返しをしたいという思いで喜び勇んで電話をかけました。
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しかし、電話は繋がりませんでした。
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Tさんは、移転をされていて電話もすでに解約されており音信不通となってしまいました。
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あれから十数年・・・Tさんの消息が分からないまま、Tさんに対する思いが日々募る毎日を過ごしてまいりました。
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もしかしたら、もう亡くなっているかも知れない・・・そんな切ない思いに苛まれる日々でした。
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しかし、そんな私にある日願ってもない嬉しい便りが届きました。
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それは、数年前に出演をしたフジテレビのある番組のスタッフを通してでした。
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番組の中でTさんの行方を探した結果、なんとTさんとコンタクトが取れたということです。
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スタッフによれば、Tさんは現在アメリカに在住ということでした。
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Tさんは番組出演は叶わなかったものの、秘書を通じて1通の手紙(メール)を送って下さったということでした。
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後日、番組スタッフからその手紙が私の手元に送られて参りました。
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手紙は、『自分は今仕事の為にアメリカに在住していますが、事件のことは今でも良く覚えています。松野氏の事件や彼の生き方から色んなことを学ばせてもらいました。他国での仕事で行き詰まった時には良い教訓とさせてもらっています。あの時のお金は、授業料だから返して貰おうなんて思ってもいません』といった内容でした。
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手紙を読み終えた時、私の目には涙が溢れていました。
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連絡が取れないと諦めていたTさんと連絡が取れたこと、そして、何よりもTさんが元気いらっしゃったことへの喜びは、何ものにも代えがたいものがありました。
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Tさんの名刺は、私の宝物として今でも大切に保管しています。
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この名刺をいつか自分も回りで困っている人がいたら、さりげなく差し出せるような人間になりたい・・・そんなことを願いつつ、Tさんとの再会を今でも夢見ております😊
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#出合い
#運命
#感謝
#掛けた情は水に流せ受けた恩は石に刻め
#報恩