こんばんは、ゴージャス松野です!



今日は、お釈迦様のご生誕を祝う『花まつり』の日です。



釈迦の父は、釈迦族の王で浄飯王(シュッドーダナ)、そして母は磨訶摩耶(マカ・マーヤ)・・・磨訶摩耶はバラモンの占い師のお告げを受けて懐妊し、出産の為里帰りの途中に立ち寄ったルンビニ園の庭で休息中、無憂樹の花を手で折ろうとしたところ、右脇の下から釈尊がお生まれになったということです。



釈尊は、生まれた直後に周囲を見わたし、七歩歩いた後に右手を天に指し左手を大地に向けて『天上天下唯我独尊』(人間は一人一人が宇宙にただ一つしかない命を頂いている尊い存在である)と仰ったといわれています。



花まつりの今日、多くの寺院では、花で飾った花御堂(釈迦が生まれたところルンピニ園の花園を表わす)が作られ、その中に金属製の幼仏像をまつり、参拝者が誕生仏に甘茶を掛けてご生誕を祝います。



甘茶を潅(そそ)ぐ行事なので『潅仏会』とも呼ばれています。



甘茶をかけるのは、お釈迦様の誕生時に九頭の竜がこれを祝って、産湯に甘露を注いだという故事に由来しています。



甘茶は、ユキノシタ科の落葉低木・ガクアジサイの変種のことで、葉を蒸して乾燥させた茶葉の事を言います。



茶葉が持つ天然の甘さは、しょ糖の数百倍で、サッカリンの2倍有ると言われています。



医学的には、抗アレルギー作用や歯周病予防に効果が有ると言うことです。



また、甘茶で害虫除けのおまじないをしたり、甘茶で習字をすれば、字が上達するといった言い伝えも有るそうです。



甘茶はノンカロリー、ノンカフェインなので、健康や美容にも最適です。



皆さんも、花まつりに因んで、甘茶を是非一度お試し下さい(^-^)