こんばんは、ゴージャス松野です!


今日は彼岸の入り・・・彼岸とは、煩悩を脱した悟りの世界のことで、煩悩と迷いに満ちたこの世を「此岸」(しがん)と呼ぶのに対して、向こう側の岸という意味で「彼岸」と呼ばれています。 


彼岸の語源は、サンスクリットのpāram(パーラム)の意訳ですが、仏教用語としては、「波羅蜜」(Pāramitā パーラミター)の意訳「至彼岸」に由来しております。


彼岸の真ん中の日を『中日』として、その前後三日間合わせて一週間が彼岸となり、期間中は、俗に彼岸の中日に先祖の供養を行って、残りの六日間は悟りの世界に達する為の六つの徳目である六波羅蜜(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)を一日一つずつ修める日とされています。


浄土思想においては、極楽浄土は遥か西方の彼方に有るといわれており、春分の日には、太陽が真東から上がり真西に沈むことから、西方に沈む太陽を礼拝して遥か彼方に有る極楽浄土に思いを馳せたのが、彼岸の始まりであるということです。 


奇しくも、明日は私にとって二つ目の誕生日に当たります。 


この私、六年前の明日3月19日、ご仏縁が有って曹洞禅宗・法雲山仙林寺で得度をさせて頂きました。 


得度とは、生死の苦海を渡って涅槃の彼岸に至ること・・・分かりやすく言えば、安名(戒名)と戒律を頂いてお釈迦様の仏弟子=僧侶になることをいいます。 


ご住職様から覚念行秀という安名(戒名)を頂き、明日で法齢(僧侶としての年齢)七歳となります。


僧侶とはいっても、まだ出家はしていないので、一般社会で日常の生活を送りながら、仏法僧に帰依し仏道を歩ませて頂いております。


娑婆(一般社会)の中で日常生活を送ることと、正しく仏道を歩むことの両立は至難の技ですが、仏様の教えを守り、仏道を歩む者として相応しい生き方が出来るように、常に精進しなければならいと日々肝に命じております。


ご仏縁に感謝


覚念行秀  合掌