こんばんは、ゴージャス松野です!



今日は二十四節気の第一節気で立春・・・立春は、暦の上では「春の気立つを以って也」と記されています。



立春には春という字が含まれているので、寒かった冬は終わり花が咲く気温の穏やかな日々をイメージしてしまいがちですが、立春は春が立つという意味で、立春を迎えた頃から気温の底はピークを過ぎ、徐々に春めいた気温や天気に変わっていくという意味合いなのです。



テレビのニュース等では常套句のように『暦の上では立春ですがまだまだ寒さが・・』といった言い回しが使われていますが、季節の挨拶として何気なく使われているこのフレーズを聞く度に、少なからず違和感を感じてしまうのは私だけでしょうか。



立春を迎えた頃から気温の底はピークを過ぎるということなので、いっそのことテレビのニュースでも「暦の上では立春ですが、まだまだ寒さが・・・」ではなくて、「暦の上では立春なので、まだまだ寒さが・・・」と言ってもらった方がスッキリするような気がしてなりません(笑)。



旧暦においては、立春は一年の始まりの日なので、その前日の節分には厄を払うために豆まきを行い、そして新しい年を迎える立春には、その年がいい年であるようにと願いを込めて「立春大吉」と言う言葉を掲げるのだそうです。



ちなみに、『立春大吉』は禅宗のお寺から来ている慣習なのだそうですが、この文字を縦に書いて真ん中に線を入れてみると、文字は左右対称になって見えます。



その昔、『立春大吉』と書かれた御札が貼ってあった家に鬼が入り、鬼が振り返ると、入る時と同じ『立春大吉』の文字が見え(鬼から見て裏側)、「まだ入ってなかったのだ」と思い逆戻りして出て行ってしまったことから、『立春大吉』のお札を貼っていると厄除けになるという習わしが出来たということです。



本格的な春の到来が待ち遠しいですね(^-^)