
こんばんは、ゴージャス松野です!
今日、私にとってとても嬉しい出来事が有りました。
37年間音信不通となっていたある方と、今日巡りめぐって遂に連絡を取ることが出来たのです。
その方と私の最初の出会いは、私が浪人生活を送っていた時の東北本線の列車の中・・・東北本線で福島から東京へ向かう特急列車の中で偶然その方と席が隣同士になったのがきっかけでした。
その方とは、カトリックの修道士のブラザーSさん・・・高校時代に合唱部に属し宗教音楽に深く関わっていた私にとって、その方とのお話しはとても興味深く親しみやすいものでした。
車内での話も弾み、私達は
お互いに連絡先を交換して東京駅で別れました。
Sさんは群馬県にある修道院で、修道士としての聖職に就かれておりました。
当日多感な時期に有った私は、悩みを抱える度にSさんに相談をさせて頂き、そんな私にSさんはいつも的確なアドバイスをして下さりました。
ある時は、Sさんがいらっしゃる群馬県の修道院に泊まり込みでお世話になり、悩みを聞いて頂いたことも有りました。
そんなSさんが、ある日無期限でアフリカへ宣教に赴くことになり、以後Sさんとは音信不通の状態になってしまいました。
Sさんは『殉教を覚悟して宣教に赴く』ということでした。
あの日以来、私はSさんのことを一時も忘れたことは有りませんでした。
Sさんが今何処に居て何をなさっているか・・・いつもそんな思いが頭を駆け巡りましたが、私にはSさんについて調べる術が有りませんでした。
そんな私に、クリスマスの日に思いがけない出来事が起きました。
ある音楽家の方のblogを拝見していたら、なんとそのblogの中にSさんの事が書かれて有ったのです。
Sさんは、10年間アフリカの宣教の後17年間中国で宣教を行い、現在は大阪市内の修道院に赴任されているということでした。
blogによればSさんは現在80才・・・今も元気に修道士として聖職に就かれているということでした。
私は、早速blogに書かれてあった大阪市内の修道院に電話させて頂きました。
なんと、奇遇にも電話を取られた方はSさんご自身でした。
私は、驚きと喜びが入り交じり、半ば興奮状態で自分とSさんが出会った当時のことをSさんに説明致しました。
Sさんは、記憶を辿りながら徐々に私のことを思い出して下さりました。
そして、かれこれ10分前後話をさせて頂いた後、近い将来再会することを約束して電話を切りました。
画像は、37年前にSさんから頂いた教会の絵はがき・・・Sさんとの再会祈願、そして安息のお守りとして37年間私枕元にずっと飾って有りました。
私は今仏教の道を歩んでおりますが、宗教を越えた強い結び付きが、私とSさんを再会へと導いてくれたのだと思っております(^-^)