あっという間に『ステイ・ヤングとか言われても』から一か月がたとうとしております。季節もすっかり秋めいて、このまま死ぬのかなという感じしかしません。皆様いかがおすごしでしょうか？
タイトルの通り麻布演劇市の人々について。来月に舞台監督として芝居にかかわることになりました。自分はいつもは脚本と演出です。これはわかりやすいんですが、舞台監督って何？っていわれるとなかなか難しい。簡単に言えば舞台の進行役で、舞台監督がゴーを出さない限り幕は開かないのです。「本番５分前です！」とか「定時で開演します！」とかライブの映像とかでも全身黒づくめでヘッドマイクとかつけているあの人です。とても重要な仕事です。
基本的にというか、舞台監督はプロの方々がいらっしゃるので、ゴアゴアでもいつも浅見さんというゴアゴアの舞台監督といえばこの人という方にお願いしています。おかげで大きなトラブルは一度もありません。麻布演劇市の方々はゴアゴアの芝居をみて、なぜか自分に舞台監督のオファーをかけてきました。脚本じゃなく？演出でもなく？いえ、できませんと一度はお断りしたのですが、謎の熱意に押し切られました。
麻布演劇市っていわれてもでしょうけど、自分もそんなに詳しくないんです。麻布？なんかオシャレで高級そうなイメージですが、もう真逆のものだと思ってください。キレイに真逆です。硬派な年配方がやっている劇団が集まっている総称のようなものです。この公演が麻布演劇市第２３３回目の公演という老舗なんです。ヤバすぎる。演目も「小林多喜二」です。知ってます？「蟹工船」のですよ！ゴアゴアとの振り幅がえげつないです。「蟹工船」って。
稽古場の写真もこっそり撮りました。写真じゃ伝わらないと思いますが、濃密な空気です。濃すぎて具合悪くなりました。演劇の稽古場って感じです。
この秘密の建物内で稽古するのですが、入り口に（うつってるし！）ホームレスが寝てるから踏まないでやってくれと注意されました。そんな稽古場初めて。寝てるっていうか住んでる？入り口にはホームレス、中では小林多喜二の生涯を、、、これがプロレタリアート？よくわかんないけど。まあとにかくそういうわけで、来月は舞台監督として舞台にかかわります。声をかけていただけるだけでありがたいと、強引に自分自身を洗脳することによって頑張りたいと思います。正直不安です。
伊勢、楽しかったな。
【GORE GORE GIRLS HP】
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