これも有名なはなしですが…。


左官屋の金さんが3両入ったサイフを拾います。


落とし主は、知り合い大工の熊さん。


正直者の金さんは、熊さんに届けに行きます。


しかし、熊さんも江戸っ子。


「1度落とした金はうけとれねぇ。それはうけとれねぇ」


なんて言います。


そんなこんなで、言い争いになってしまいます。そこへ大家が仲裁に入りますが…。


まったく聞く耳なし。


収集がつかないので、奉行所にいくことになってしまいます。


時の奉行は、テレビでもおなじみ、大岡越前守。


でも、なんとも平和な事件ですね。


双方の言い分を聞き終えると、


「二人とも、正直でよろしい。では、その3両いったんワシがあずかろう。その上ワシがこれに、1両を加え、お互い2両づつ分けるが良い。これで3者とも1両の損じゃな。」


これがかの有名な大岡裁き。


2人の正直さに感激した、大岡はご飯をご馳走する。めったにない、ご馳走に2人は。

「うめぇ、うめぇ」

とすごい勢いで食べ始めました。


「食べ過ぎるなよ!!」


と、大岡が言うと…。


「えへへ、多かあ(大岡)食わねえ。たった一膳(越前)」







B0002T2368 桂小金治(1)「三方一両損」「禁酒番屋」
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午前、午後ということばがありますけれども、

「牛より前、牛より後」って書きます。

これは"うし"ではなくて、干支の"うま"でございます。
うまの刻より前、後ろという意味です。
(牛の刻は午後0~2時)

昔は、24時間を2時間ごとに区切り、午前0時から、子、丑、寅…。

さらに細かく3つにわって、丑三つどきとか言っておりました。

江戸時代に入ると「数呼び」という時間の読み方がでてきます。

これだと、深夜12時が九つとなり、2時間ごとに

八つ、七つ、六つ、五つ、四つと一巡し、お昼の12時に再び九つとなる。という具合です。

今回は、数字あそびのような噺でございます。


ちょうど、お昼の時間、源さんがそばを食べていた。


すると、お勘定をしている男が目に入った。


、勘定する時に、一枚一枚小銭を出しながら、


「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ」

「今、なんどきだい?」


「へぇ、今はちょうど九つでございます。」


「そうか、九つか。…じゅう、じゅいち、じゅうに、じゅうさん、じゅうし、じゅうご。

お代はここにおいとくよ、ごちそうさん!」


このやりとりを見ていた源さん、


「ちくしょう。うまいことやりやがったな!


おれも明日、早速やってみよう。そうかぁ、

八つで1度止めて、時間を聞けばいいんだな。よしよし、」


翌朝、目を覚ますと、お昼にそばを食べにいくことで頭がいっぱい。

仕事も手につかず。

とうとう、午前中にそばやに来てしまった。


「そばを1つな!」


「こんな時間に珍しいですね」


「お、おう、ちょっと小腹がすいたんでね。」


そばを食いながらも、ぶつぶつひとりごと。


「八つでとめて、時間を聞く、八つで…。」


いよいよお勘定。


「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ」


「今、なんどきだい?」


「へぇ、今はちょうど4つでございます。」


「そうか、4つか。…いつつ、むっつ、ななつ、やっつ、ここのつ、じゅう

、じゅいち、じゅうに、じゅうさん、じゅうし、じゅうご。お代はここにおいとくよ、ごちそうさん!」



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大声と小声。


当然、ひそひそ話をする時は小声、


大事なはなしをするときも、小声。


ここだけの話なんだけど…。とかね。


小声で話す時は、何か訳ありだと思いますよね?



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ある寒い夜。


屋台を引いている、うどん屋。


この人の持論は、『大声で呼び止める奴は、たいてい注文は1杯』

なんだそうで。


(小声で) ちょっと、うどん屋さん・・・」


(ほれ、きたぁー)


(小声で) へい、何にしましょう」


(小声で) うんと熱いのを1つ」


(やはり小声で) へい、わかりやした。」


(独り言) ははぁ。きっと試しに食べるんだな。うまかったら、

みんなが代わりばんこに出てきて食べようってのに違いない。

ようし、ここはひとつうんとうまくこしらえておこう。


「お待ちどうさま」


(小声で) ごちそうさま。お代はここに置いておきます」


(小声で) ありがとうございます」


(小声で) うどん屋さん」


(読みどおりだよ。身を乗り出して、しかし小声で)


「へい、なんでしょ」


「お前さんも風邪かい?」



言葉ってのは、語句の使い方もそうですが、声色、トーンによって大きく変りますね。

この噺もその点をうまくついて、構成されています。


うどん屋の「期待」をうまく表現できるか、がこのはなしのポイントになるかと思います。



落語蔵出しシリーズ(7)うどん屋/味噌蔵/反魂香/しりもち


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『寿限無、寿限無、五劫の摺り切れず、海砂利水魚の水行末、雲行末、風来末、食う寝る所に住む所、薮ら柑子のぶら柑子、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助』


誰でも聞いたことがあるくだりだが、

『寿限無』で親が子供につけた名前だ。


無事に子供が成長し、長生きできるようにという想いを込めてつけたのだが、『寿限無』とは『よわいかぎりなし』の意味である。


落語では子供可愛さのあまり、親の浮かれっぷりが聞き所で、まぁ、いわゆる『親ばか』というやつだ。

このはなしは有名だが、落ちが2通りあるようだ。


ひとつは、喧嘩をして、頭に大きなコブをつくっていきた子供の名前を呼んでいるうちに、コブが引っ込んでしまうというもの。


もうひとつが、誤って井戸に落ちた子供を助けようと、名前を呼んでいる内におぼれ死んでしまうというブラックな話。


残酷といわれるかもしれないが、個人的には後者の方が好きだ。

『親バカ』が強調されてしまうようだが、この噺からは、親の深い情が伝わってくる。そして、その情の深さゆえ、子供を死なせてしまう。


前座噺だが噺手の演じ方で、大きなちがいがでるような気がする。









はじめての落語。 春風亭昇太ひとり会



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落語では「はなし」という言葉がよく使われます。


「話」は会話などの対話など
「噺」はストーリ性のあるはなし
「咄」は小咄など、短いはなし


などのように使っています(人によって感じ方は違うかも)


「噺」は口に新しい、と書きますんで、何かとてもいいはなしが
聞けそうな気がします。


落語家よりも噺家の方が、なんとなく粋じゃあありませんか?



古典落語名作選 大全集




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駕籠はよく時代劇でも見かけるもので、前後2人が担いでいくものです。

江戸時代、駕籠は2種類ありました。

『辻駕籠』と『宿駕籠』です。


辻駕籠は流し稼業で、人通りの多いところにたむろして、客待ちをします。
宿駕籠は店を構えています。


料金は日本橋から吉原まで約1万円くらい。(江戸中期)
庶民はなかなか乗れないものだったそうです。

宿駕籠の方が若干高かったようです。

ちなみに江戸時代町人は馬に乗ることを禁止されていました。


五代目 柳家小さん 落語傑作選 全集

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落語では、どうしようもねぇ奴だけども、憎めない。そんな登場人物が多いのでございます。


今回も、与太郎という若者が登場します。


与太郎は気はいいのですが、あいさつもろくにできない、という有様。


そんな与太郎、二十歳のときのおはなし。


「与太郎、こっちへ来な。おまえは今年で何歳になる」

「えー今年で”ニジュウ”だよ。」


「・・・ハタチって言うんだよ。」


「なんで?」


「なんでって、そう決まってるんだよ!」


「へぇー、へぇー」


「まぁいいや。おまえさんも二十歳になったんだから、挨拶周りの一つもできねぇとまずいな。


よし、ちょうど、おじさんが、家を建替えたんだ。新築のお祝いに行っておいで。」


「はーい。行ってきまーす。」


「待ちなよ。なんてお祝い言うつもだい?」


「おじさん、いい天気ですね。親父がお祝いに行って来いって言うもんだから来ました。おめでとう。」


「おい、おい・・・。いいかい今から教えてやるから、余計なことを言うんじゃないよ。まず、家に着いたら、挨拶してから中に入る。戸はちゃんと閉めるんだよ。中に入ったら、周囲を見回して『結構なご普請ですなぁ。家は総体ひのき造り、天井は薩摩の鶉木理、左右の壁は砂摺り、畳は備後表の五分縁。』これだけのことを言えば、いいんだ。」


「そんなに覚えられないよ。」


「しょうがねなぁ。紙に書いてやるから。復唱していくんだよ。それから、台所に通されたら、柱に大きな節穴がある。おじさんは、これを気にしてるようだから、そんなに気にすることないですよ。ここに秋葉様のお札を貼っておいたら、節穴も隠れますし、火の用心にもなりますと、こう言うんだ。いいな」


「はーい」


という具合で、

与太郎は、おじさんの家に行き、無事にお祝いをすませると


「おまえさんも、二十歳になって一人前にお世辞もいえるようになったんだねぇ」


すっかり気をよくしたおじさんは、飼ってる牛を見ていけといいます。


今日はとりあえず、誉めることしか頭にない与太郎。


さて、どうやって誉めようかと思案している与太郎の前で、牛はのんきにポタポタと糞をたれます。


それをみて、パッとひらめいた!


「あの穴に、秋葉様のお札を貼って……」



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