核について詳しい人間が身近にいる。彼は朝鮮半島の非核化は遠い道のりという。
核兵器なんて、アメリカでもロシアでも北朝鮮でも、世界中のどの国や地域でも持つものではないと彼は言う。朝鮮半島はもちろんだが、世界の非核化が必要だという。でも、そんなきれいごとは言っていられない。核を持つなら持つでちゃんと管理できるのか?というのだ。
そういった意味で彼は北朝鮮が核兵器を持つことに反対している。ちゃんと開発、管理出来ているとは到底思えないからだ。管理というと不拡散、他の国やテロリストに譲り渡さないようにする印象がある。そう話すと「それも管理だが、そもそもぼくが言っているのは安全管理の話だ」というのだ。核開発の過程でちゃんと安全管理はしていたのか?被曝した技術者はいないか?生産過程で生じた廃棄物はどう処理しているかが不明だという。
北朝鮮は核実験場を閉鎖するというけれど、ちゃんと閉鎖できるのか?と彼はいう。ちゃんととは、安全にということ。被曝者も出さず、また放射性物質が今後漏れ出さないように処理することが出来るのか?、北朝鮮は核兵器を作ることは出来たのかも知れないが、その過程でしっかりした安全管理を行っていたとは到底思えないという。
だから、北朝鮮に早急に査察を入れないといけないという。核兵器をいくつ持っているか。核開発施設をどこにどれだけ持ち、どれだけの核兵器の生産能力があるかということを知る以上に、どのように管理しているのか早急に把握しないといけないという。
だから北朝鮮はIAEA(国際原子力機関)に早期復帰しろ。核保有国の責任を述べるならば。その語気は強い。
それは周辺国だけでなく、北朝鮮の人のためでもあるのだ。と彼はいう。朝鮮半島の非核化、北朝鮮の非核化の話は首脳会談でも主要な議題になるはずだが、いざ非核化するときにどう店じまいをするか。管理をするか。その視点が全く欠落していると嘆息する、彼の憂慮は深い。