これが最後のブログになるかもしれません。

理由は申し上げられません。

許してください。

この「詩」は若い頃に、所属していたサークル誌に投稿した物です。





 惑星「地球」の一番大きな海の左端に浮かぶ島に恒星「太陽」の陽が届き、私に朝がやってくる。地球の中では比較的単純な構造をしていると言われるH(水素)とO(酸素)から成る「水」で顔を洗い、鳥類の卵や植物類を口にして、何万年も前には立木だったものが地底に眠り今は液体と成った「ガソリン」によって動く車に乗って、造山運動の時に出来た山裾を走り平野に出る。時には大海に面した所まで行く事もある。その海には恒星と衛星によって起こる潮の干満もある。毎日、何人もの宇宙人と、日本語というコミュニケーション手段を使って「会話」というものをする。何日か続いて、同じ個体と話す事もあれば、一日にいくつもの個体と話しをする時もある。惑星「地球」のこの島に恒星の光が届かなくなると、夜と呼ばれる時に成り、星星の光が眼球のレンズを通過する。夜になると私が習慣のように行く所は、星がたくさん見える。車から降り、星星を眺めていると、私の真上、頭のてっぺんの延長線上、何万光年のかなたから……。
 私は、その異星人と時を同じくして、「光」と「時」を単位とした距離をはさんで、ちょっとの間、眼を合わせたのかもしれない。