日曜日の夕方4時、私の家を売る不動産屋さんが来て、買い手さんへの家賃保障として、2ヶ月分、10万円を渡しに行きました。

 
今の私の10万円は痛手です。
 
なにしろ、もうとっくに家を売って、今頃は家の売却代金で暮らしていたはずなのです。
 
それが、公道から敷地までの坂道が私の宅地ではなくて、両隣と県の水路だったのです。
3つの土地を200年の間、借りて通っていたのです。
おおらかな話です。
 
それから、両隣の土地の分筆をして、地目を畑から宅地に転換して、名義を私の名にして、今度は水路を宅地に転換するところまできました。
 
先週、測量士さんと一緒に市の管財課に最後の書類を提出して、あとは管財課の会議にかけて、水路の払下げ価格を決め、代金を払い、名義を変更して。
 
そしたらすぐに買い手さんへの引き渡しができるように、今から私の移り住むアパート探し。始まりました。
 
しかし、障害者ということで、家主さんが住人間のトラブルになるのを嫌って貸してくれません。
特に精神の病だと、トラブルになり易いらしく、過去にトラブルになったケースがあると、まったく取り合ってくれないのです。
 
昨日、どうにか障害者にも貸してくれそうな不動産屋さんを探しだし、物件を見て申し込みしてきました。
何回かのやり取りで、私の障害の事を書き、どんなバッグアップがあるのかも書きました。
また、借りたアパートに長く住む予定はなくて、市営住宅に入居する予定があり、家主さんと不動産屋さんにはご迷惑はかけないように計画している事などを詳しく説明した、ちょっと長めのメールを送りました。
 
それでも、今までの経過からすると、保障する会社の審査に落ちてご破算になった事がありましたので、まだ不安が残ります。
 
そこで、一昨日のうちに物件を探し、今日は大手の不動産屋さんに内覧の約束を取り付けていたので、午後に出かけました。
 
大手の対応は早いですね。
 
私との話の内容をすぐに判断して、すぐに家主さんに交渉してくれました。
 
大手の社員が言う事ですから、家主さんの対応もいいです。
3件の物件を見せてもらって、私の事情を話すと、他に申し込みしていても、今日の物件に同時申し込みしてもらっても、こちらは一向に差し支えないと言うのです。
 
それなら、申し込みだけでもして、保障会社の審査を受けておけば、すぐに今日の物件の契約に乗り換えられます。
 
とりあえず、申し込みだけしました。
 
ここで、この大手不動産会社の凄いところは入居の際の説明まで済ませてしまうところでしょう。
 
これで面倒臭い説明義務も果たし、すぐに契約だけで済むのです。
 
しかし、この店を訪れてから説明が終わって店を後にしたのは3時間近く経っていました。
 
こういうシステムだとは思わなかったので、すぐに終わるのだろう、と思っていたのでビックリしました。
 
帰りにはビニール袋に入った資料をもらってきました。
 
あとは審査を待つばかりです。
 
一応、連絡先として妹の旦那の情報を記入しましたので、帰ってから妹に電話して、その旨を伝えておきました。
審査の際に電話が掛かって来る事があるのだそうです。
義理の弟になりますが、妹の旦那に重荷をかけてしまったようで気が引けます。
 
不動産会社からの帰りに、JA(農協)の不動産部門へもメールで問い合わせしていたので、そこからも連絡が来ていました。
 
今度は込み入った状況を、直接説明した方が早いと思って、不動産部門に電話しました。
あいにく担当者が外出中だったので、折返し電話をもらう事になりました。
 
帰り際にスーパーに寄って買い物をしていると、担当者から電話がありました。
詳しい説明を電話でして、とりあえず家主さんの意向を聞いてもらう事にしました。
 
帰ってくつろいでいると、7時頃に担当者から電話があり、
やはり家主さんが過去にトラブルがあったようで、嫌がっている、今回は残念ですがダメでした、と言ってきました。
 
もう何回も断られていますので、これ以上食い下がっても何にもならな事は分かっていますから、感謝の言葉を返して、「また、何がありましたらよろしくお願いします」と言って電話を切りました。
 
大手の不動産屋さんと店で商談をしていた時にも私の携帯電話が鳴っていました。
 
留守番電話にメッセージがあり、もしかして昨日の不動産屋に申し込んだ保障会社からの調査の電話であるかもしれない事が分かりました。
留守電には、「こちらからかけ直します」というメッセージが残ってましたので待っていましたが、今日は電話はありませんでした。
 
今日のように電話が掛かってきたり、電話をかけたりした経験はありませんでした。
 
 
 
 
こうした努力が、早く報われるのを待っています。
 
こうした緊張が長く続くのは、心臓に良くありません。
 
調査会社よ、私を信用してくれ。