横浜に出かけて、早めに用事が終わったので、横浜美術館で開催中の「横浜トリエンナーレ」展に寄ってみました。

 
 
 
美術館の建物がクロスのような物で囲まれていたので、改装工事中かな、と思ったのですが、もしかして、これもインスタレーションだったのかなと思いました。
 
 
 
 
今日も障害者手帳での入場ですから、料金はタダ。
その上、予約は要りません。
但し、混雑具合によっては待たされる事もあるようです。
 
今日は意外にも空いてました。
もしかして、直接行ってもチケットの購入ができたかもしれないです。
 
入り口を入った所から大きな作品がお出迎えです。
 
 
 
 
その作品をくぐって入場口です。
 
手帳での入場でしたので、入場者管理のために連絡先を書き込んで提出しました。
 
今回ざっと観ていて気づいたのは、映像作品が多くなった事です。
 
それと文学的な説明書きが多くなったように感じました。
 
私がいちばん注目したのは、電子機器のプリント基盤を使った作品でした。
 
こういう視点の作品には、今までに出会った事は無いと思いました。
 
 
 
 
以前に工場勤務の経験があります。
そこでは、基盤にICチップなどを乗せて半田付けする、自動機械の操作を担当した事があります。
 
東京工場と名乗ってましたが、所在地は埼玉県です。
 
ですから、はとバスツアーのようなもののコースの一部になっていたようで、よく外人さんの団体が見学に来てました。
 
一度英語で質問されました。
きっと「あなたがこの大きな機械の操作をしているのか?」と質問されたようです。
私の英語力では聞き取るのが精一杯でした。
 
コンピュータで操作していると答えたつもりですが、うまく伝わったかどうかは判然としません。
 
その時に感じた事ですが、工場の機械の動きを見ていると、単純ですがとても整然としていて、気持ち良さを感じたのです。
 
YouTubeに、工場の機械の動きのアップに最新の音楽を合わせて、一つのアート作品にした映像があります。
 
 
そういう視点からいっても、工業品を現代アートに使った作品は1970年代から始まっています。
 
それは確かアメリカの作家によるものだったと記憶しています。
 
だんだんとそういう視点はニッチになっていって、こういう古い電子基盤を利用した作品に到達したのだと思いました。
 
 
 
これは、絨毯を利用した作品で、靴を脱ぐと上を歩く事もできます。
 
 
 
何かと、聞かれると何とも言い切れない作品です。
 
 
 
こういう作品はよくありがちです。
 
 
 
これは無料でも観られるエリアにあった作品の一部です。
 
一般的な商品を作品の一部として使う手法はやはり70年代からだと思います。
 
横浜トリエンナーレはこの会場以外にもいくつかの会場で展開をしています?
 
一度、インターネットで検索してみて下さい。
 
無料開放展示が多いのも、横浜トリエンナーレの特長です。
 
また、時間を作って訪問したいものです。
 
が、新型コロナの影響は作品にも投影されていました。
 
こんな作品がありました。
 
 
 
たくさんのメッセージがボードに貼り付けてあった、その中の一つのメッセージです。
 
今日の東京都の感染者がとうとう300人を超えたそうです。
 
今後の展示会、展覧会はどうなるかは分かりません。
 
今も帰りの電車はターミナル駅の乗り換えの無い直通運転の電車を利用して、少しでも感染リスクを少なくしようと考えを巡らせています。
 
皆さんも、感染リスクを避けながらもストレスの無い生活を。
と私が言うまでもありませんね。