先週から予定していたのだが、今日はMちゃんとデートだった。

デートは午後からなので、午前中はデイケアに行く。

今日のデイケアのいちばんの目的は来週の「ちょっとお出かけ」の外出プログラムの予約。

次の目的は、新しい担当医探し。
デイケアの利用者なら、どの先生が良い先生かを教えてくれる。

まぁ、誰が自分にとって良い先生かは人によって違うと思うので、参考意見を聞きたくて行った。

来月の初旬までに決めたいと思う。

3番目の目的はプログラム「心理の時間」への参加。
コミュニケーションの取り方がテーマなので、なるべく毎回参加するようにしている。

午前のプログラムが終わって、ショート·ケアを終えて、駅に向かう。

電車に乗った時点でMちゃんに連絡する。

「今、電車に乗りました。待ち合わせ駅の到着は1時15分の予定です。よろしくお願いします」

これを送る前にMちゃんからはメッセージが入っていた。

せかしたな。
Mちゃん。

電車に乗ると、この時間はさすがに空いている。
そして、まだ薬の調整がうまくいってないのだろうか、座ると眠くなった。

今は使えなくなったスマホを音楽プレーヤーとして再利用しているので、それでバッハを聴きながら目を閉じる。

でも、午前中にコーヒーを飲み過ぎたようで、うとうとともせず目が覚めてしまった。

定刻に駅に到着。

先ほどMちゃんからは「今つきました」というメッセージがあったので、急いで待ち合わせ場所に向かう。

地下からのエスカレーターを上がると、今日に限ってMちゃんが目ざとく私を見つけてくれて、近寄って来た。




まぁ2週間振りだから、そんなに懐かしくはないけど、Mちゃんの顔を見るとホットする。

劇場ホールを出ると、外の方が涼しい。
風が通って涼しく感じるようだ。

今日は劇場近くの居酒屋で済ます事にした。

先日行った中華の店なら個室があるのだが、予約が必要なのだ。
今日は何時の電車に乗れるかも不明だったので、予約出来なかった。
仕方なく、この店に決定。

今日は曇っていても蒸し暑いので、あまり歩かないで近場がいいという話し合いになった。

一応ここも個室風にはなっているが、隣りとの仕切りが無いので、話しは筒抜けになってしまう。

Mちゃんはとにかく、他の人に見られるのを嫌うので、このような店でも、うなずいてくれる。

歳の離れた男女が昼間から生ビールで乾杯するのだから、ひと目をはばかるMちゃんの気持ちは良く分かる。

ゆっくり食べながら飲む。

今日もMちゃんは生ビールがあまり進まなかった。

でも、お腹いっぱいになったと言うので、ジョッキが空になったら行こうと言った。

いつものように、ちょっと私は飲み過ぎた。
でもホテルまで歩くので、少しは覚める。

部屋に入ると、初めにするのは、Mちゃんはストッキングを脱ぐ事。
私は靴下を脱ぐ事。




歳を取ると足を自由にするのが一番リラックスできる。
特に蒸し暑いこの季節は。

そして、冷蔵庫の中のミネラルウォーターをコップで一杯飲んで、一息入れる。

そのうち私の目がエロくなっていって、「ちょっと触るよ」の一言とともに服の上から胸を撫で回す。

Mちゃんも反応した振りぐらいするのがエチケットかな、と思っているようで、小さな声を漏らす。

今日はMちゃんの方からベッドで、できるだけ足を伸したい、と言ってきた。

珍しい事だなぁ。

ベッドに横になってくつろぐ。

その前から私は常にそうしているように、Mちゃんの写真を撮った。

写真嫌いのMちゃんは、もちろんチェックを入れてくる。
だが、その間にもシャッターを押しているので、少しは顔が写ったものもあるが、そこまで徹底してチェックしない。
私は思いっきり何枚も撮るようになったら、Mちゃんの感覚が最近は麻痺したのか許してくれるようになった。

慣れとは怖いものだと思った。

もうじきストロボをたいても大丈夫だと思った瞬間、2枚録りでそのうち1枚はストロボ発光するモードで録り始めたら、意外にも反応無し。
これは、イケる。
ジャンジャン撮った。
バッテリーが少なくなるまで撮った。

う〜ん、今日はこれだけでも収穫だな。
帰って明日、プリントしてみよう。

私は写真はプリントして楽しむ方なのでね。

Mちゃんは「後で画面で観るだけでしょ」と確認してきたが、こういう時はハッキリ俺はプリントして観るのが楽しいんだと断りを入れる。

ちょっと呆れた感じのMちゃん。

ベッドでリラックスすると全身の写真も撮った。

これは公開できないけとね。



今日は私はノーバンで行った。

前回Mちゃんが「ごパンさんはいつでもノーバンなのかと思った」と言っていたから。

今日は朝からノーバンです。

デイケアの時もね。
(もう恥ずかしさなんて無くなってきた。気持ち良いから)

今日はMちゃんにシャツのボタンを一つずつ外してもらった。

Mちゃんは黒いワンピースだから脱がすのは簡単。
あまりにも簡単なので脱がす行為の興奮が少なくてつまらない。

ランジェリーだけになったMちゃんを後ろから攻める。
彼女の股間に私のモノを挟む。

下着の上からね。

私の手はずっと胸を揉んている。
手は胸、モノで股間を当時攻め。

「外して」
Mちゃんからのリクエストがあったが、ブラはまだ外さない。
もっとそのままで揉んていたいから。

彼女のため息がだんだんと大きくなっていった。

私はもう充分にブラの上からの愛撫してから、ゆっくりブラを外した。

「リラックスできて気持ちいい」と彼女。
外すと涼しくなるので、早く外して欲しかったそうだ。

ちょっとひんやりした、彼女の素肌。
「私、身体が冷たいでしょ」

「うん、でも俺と同じ。冷たいと触っていても気持ちいいよ。この季節。」

ちょっとぽっこりお腹を避けて触る。
彼女も気にしているだろうお腹の膨らみを避けて全身を触りまくる。
彼女の股間には私のモノを挟んだままで。

徐々にパンティをずらしていく。

彼女の秘密の部分に、そっとモノを押し当てる。
まだまだ挿入はしない。

そっと押し当ててゆっくり動かす。

彼女はローションを要求した。
前回使った暖かくなるローションを私のバッグから取り出した。

でも、再び秘密の部分とモノが擦れているうちに、彼女は自然と濡れてきた。

「ローションよりも自然に潤ってきた方が身体に負担がかからなくていいでしょ」
そう言って、軽く先だけ挿入した。

今日はバッグで始まってしまった。

「男の人はバッグが好きよね」
これは彼女の口癖。

でも、最初は普通の体制から始めたかったなぁ。
でも、これもいい。

ゆっくりと動かして彼女がもっと濡れてくるのを待つ。

クチュクチュという音がしてきたところで、動きを早くする。

彼女も喜んでいるようだ。

私は男だけでイクのは好まない。
できれば一緒にイキたい。

ゆっくりしたり、激しくしたり、腰を回転させて彼女自身の中をモノでかき乱す。

声が大きくなる。

彼女の方からも腰を動かしだす。

「そんなに動いたらイッちゃうよー」

「イッて」

こうやって一回戦終了。

「たくさん出てる」

こういう会話も男の気分を盛り上げる。

今日は2回目のプログラムでこういう行為をすると宣告していた。
彼女も今日は2回と承知している。

少し休んでシャワーを浴びる。

彼女が少し手こずっているようなので私が先に浴びて風呂に入っていた。

そこに彼女が入ってきた。

シャワーの後で彼女も風呂に入る。
私はいつものように、彼女の後ろにまわって背後から彼女の胸を揉んだ。
お湯の暖かさと彼女の胸の柔らかさが心地よい。

オッパイ星人の私にとっては至福の時である。

のぼせないうちに先に上がる。

「ゆっくり入っていていいよ」

「いつもシャワーだけだから、そうするわ」



私は2回目に備えて白い紐パンを履いた。
この紐パンに、あとで彼女が舌を使ってくれる手はずになっていた。

そういう打合せのエロい会話を済ませていた。

「とりあえず映画を」

と彼女。

レンタルしたDVDを観られるようにセットした。

彼女には、またもやシースルーの部屋着を着させた。


映画の始まり。

今回もインターネットで調べて、彼女の気に入りそうなタイトルを借りてきたのに、あまり面白くない。

潜水艦モノだった。
女の子が喜ぶ内容でないよね。

そっと手を彼女の腰に伸ばすと「2回目?」と聞いてきた。

素直な彼女。

本当は素直で生真面目なところがある。
どういう事情でこの世界に飛び込んだかは判らないが、今までの言動から意外にもしっかりとした躾を受けてきたようだし、知識も狭くはない。

そんな彼女から「2回目?」と素直に聞かれるだけでも興奮してくる。

自然と腰の辺りから愛撫していく。

シースルーのシャツは安物だけにゴワゴワしている。
そんな安物を彼女に押し与えた自分が恥ずかしい。

でも気を取り直して進んでいく。

今度は正常の体制で…

でも、あまり硬くならない。
1回目に比べて硬くならない。
大きさも大きくなってない。

寄る年波には勝てない。
特にこの数年で弱くなっている。

今回は手加減せずに全力で挑もうと、頭の中では考えているのだが、モノが付いて来ない。
身体が反応しなくなった。

運動は激しくしたり、ゆっくりしたり、回したりを繰り返した。彼女は良くなっているようだったが、こちらが良くならないのだ。

もうダメだ。

今日も発射せずに2回目は終了。

前々回もそうだった。
発射せずに終わってしまった。




でも、いいや。

長く彼女といられただけでも。

映画はつまなかったので、ネット配信の映画を選んだ。

彼女が「ラブホテル」という作品を観たがっていた、
YouTubeに予告編があったので観たが数分で終わってしまった。

「他に観たい映画ってないの?」

「うーん」

「感動モノが好きなら『ニュー-シネマ·パラダイス』とかは観た?」

「ううん」

「アクションなら『レオン』とかは?」

「観てない」

「それなら今度はそれを借りてくるよ」

続けて

「ちょっとMちゃんに相談にのってもらいたい話しがあるんだけどさ~。今度は俺の話しを聞いてくれる?」

「何?」

「女の子からメールもらったんだけど、どうしたら良いか判らないんだ」

Kさんの一件である。

同じ店の女の子だが、待合室ではお互いに話はしてないと言っていた。
今回は一般的にこういうメールを送ってくる女性の本心を知りたくてMちゃんに相談にのってくれないかと申し込んだ。

「Mちゃんには、すべてを話しているから聞いて欲しいんだ」

あまり良い反応はなかった。
むしろ、重苦しい雰囲気になってしまったかもしれない。

そんなこんなで次回に話してみよう。

映画は「娼年」

男性が女性に身体を売る商売の話。
直木賞作家の石田衣良の原作で2018年公開。

松坂桃李主演。


なかなかディープな内容の作品で、再び観ていても興味深い。

Mちゃんも食い入るように観ていた。

でも、時間は大丈夫かと尋ねると帰ると言った。

「あと35分で終わるよ。部屋の時間も、まだ大丈夫だし終わりまで観ていけば」

そういう誘いには乗らないのがMちゃんだ。

ホテルを出て駅まで歩く途中で、アパート探しが始まり時間が取れなくなるかもしれない事と、自宅を売らなくてはならないほど金欠なので、少しの間逢えなくなるかもしれない事を話した。

彼女が「今月ピンチなの」と言うのは、いつもの事だが、やはり元気でいて欲しい。
そして、許せる限り逢って欲しい。

「俺もなるべく頑張って逢いにくるよ。それまで潰れないでね」

勝手な男の言い草だが、こちらも大変な時期に入った。

お互い頑張ろうと言ったつもりだが、どこまで伝わっているのか、気になる。

次回はKさんの事で相談にものって欲しいし。

名残り惜しかったが途中で別れた。