と、その前にこのゲームのタイトルは見ての通りかなり長いので、以下『なのポ』と略させて頂きます(;^_^A
ネタバレと思われるところは文字の色を変えています。
本来ならば『ファーストインプレッション』なのですが、ストーリーモードはを全員終わらせ、
あとシングルモードでやることと言えばアーケードモードをクリアして、キャラビュアーをコンプリートすることぐらいなので、
もう『レビュー』にすればいいかな、と(笑)
概要
今作はアニメ『魔法少女リリカルなのはA's』を題材とした「対戦格闘アクション」ゲームです。
ストーリーは原作者である都築真紀氏の書き下ろしのなのはA'sの後日談を描いたオリジナルのものです。
ストーリー
「闇の書事件」は「闇の書の闇」を破壊する事で終りを迎える筈だった。
しかし、闇の書の闇を破壊した際に飛び散った破片、「闇の書の残滓」が闇の書事件以前の過去のなのは達の姿で出現する。リインフォースは闇の書の残滓が闇の書の闇を再生させていると推測し、なのは達は闇の書の残滓を破壊する為に別々に行動を取った。
(Wikipediaより)先ほども述べたように、なのはA'sの後日談を描いたストーリーですが、
原作とはあることだけ大きく異なっています。アニメを観た方なら上の説明を見ただけでわかると思います(・・;)
キャラ一人ひとりにストーリーがあり(ただし例外あり)、もちろんフルボイス。
フェイトやヴォルケンリッター達のシナリオは良い出来だと思います。
ただし私は、なのはのストーリーだけは個人的にちょっと頂けませんでしたが(;^_^A
あと、リインフォースのシナリオは最後にやることをオススメします(笑)
バトル
このゲームのメインであるバトル。
使用キャラは以下の9名+α
高町なのは
フェイト・テスタロッサ
八神はやて
クロノ・ハラオウン
シグナム
ヴィータ
シャマル
ザフィーラ
リインフォース
星光の殲滅者
雷刃の襲撃者
闇統べる王
バトルシステムは「レンジシフトバトル」というものを採用しており、
キャラの距離によって近距離戦闘(クロスレンジ)や遠距離戦闘(ロングレンジ)に自動的に切り替えるようになっています。
クロスレンジでは、アタック、ブロック、キャッチという行動が行え、さらにその3すくみがあり、
アタックはブロックに弱く、ブロックはキャッチに弱く、キャッチはアタックに弱いという特性があります。
なお、ブロック時に相手からアタックされるとその攻撃を無効化し反撃します。
ロングレンジではそのキャラが習得している3つの魔法を使うことができます。
溜めることによって性能が変わる魔法もあります。
ただ、クロスチェンジからロングレンジに切り替わる距離(もしくはその逆)が分かりづらいです。
例えば
『ディバインバスター(△ボタン)を使おうと思ったら、実はクロスレンジでブロック(△ボタン)をしてしまった』
みたいなことがあります。
クロスレンジからロングレンジに切り替わる際は必ずカメラが切り替わるのですが、
ロングレンジからクロスレンジに切り替わる際はアタック等の行動をしないと切り替わらない場合があります。
戦闘中には攻撃以外にも『アクセル』や『フルドライブ』といった行動もでき、
アクセルは急加速をすることができ、回避性能も高いです。
ただし一回使う度にアクセルストックを消費し、アクセルストックは回復するのに時間がかかります。
フルドライブは使用することにより、
MPを瞬時に回復、アクセルを何度してもアクセルストックを消費しない、フルドライブバーストが使える、
などといったことが起こります。
ただし使用にはドライブストックを使用することになり、ドライブストックはフェーズが進まないと回復しません。
使いどころは慎重に、という感じですね。最初のフェーズは使用を1回に抑えて方がいいと思います。
フルドライブバーストとは強力な威力を誇る技です。技の威力はキャラによって異なります。
また『スキル』というものがあり、
キャラ固有スキル2つと、自由に付け替えられるスキル2つ、計4つをセットできます。
キャラ固有スキルはそのキャラのストーリーをクリアすることにより他のキャラにセットすることができます。
スキルには
『クロスレンジ時の攻撃力を上げる』『アクセルストックの上限を上げる』ものがあったりします。
ただし自由に付け替えられるスキルは、1つ付ける毎に最大HPが少なくなります。
そのキャラにとって役に立ちそうもないスキルを付けるよりは、HPを上げた方がいい時もあるかもしれません。
その他気になった点
・ボリューム不足
ストーリーとアーケードをやったら対戦以外やることがないと言うのは・・・
この手のゲームにはありがちですけどね(笑)
・コンボが少ない
「誰でも簡単操作でド派手なアクションが 楽しめる」
ということを意識しているせいか、コンボ特化のキャラもいなければそのような技もありません。
公式動画を観た時点でそんな予感はしていましたがやっぱり残念。
・ボイスパターンが少ない
もうちょっとあってもよかったんじゃないかな?
・スタート時やキャラ選択時のボイスが・・・
なんか音質が悪いような・・・
・演出面
『スターライトブレイカー』で相手を縛るとき、あんな旋風じゃなくてバインドを使えばいいんじゃないかなと・・・
あの縛り方はどう見てもヘ○アンドヘブン(笑)
あとフルドライブバースト発動時にカットインが欲しかったですね。
・声
なのは、シグナム辺りは声優さんが声を忘れてしまったのでは?と思いました。
クロノのやられボイスやはやての戦闘のボイスにも違和感を覚えましたが、
クロノがやられたところなんてなかった(はず)だし、幼少期はやてはラストしか参戦してませんから仕方ないと思います。
・キャラビュアー
X軸に回せません(笑)
良かった点
・テンポ
予想より1ゲームの展開が早く、決着も早くつきます(戦法にもよりますが)
これのおかげで気軽に楽しめることができ、あまりストレスを感じませんでした(^∇^)
ロードは・・・少し感じましたが、こんなものでしょう。メディアインストールが必要なほど、ってわけでもありませんし。
・スキルによる戦略性
スキルによりそのキャラをさらに強化できたり、弱点を補うこともできます。
例えば遠距離キャラだったら「アクセルストックプラス」を付けて機動力を上げたり、
フェイトのようにコンボ数が多いキャラだったら「コンボプラス」を付けたりなど、なかなか楽しいです(^∇^)
総評
「対戦アクションゲーム」として見たら不満点が多いし、
つまらないというわけでもないですが特別面白いというわけでもありません。
ただ、ファンにとっては「キャラクターを動かせる」というだけでもかなり大きいわけですし、
原作者書き下ろしのシナリオというのも大きいです。
ただ、アニメを知らない、好きではないという方は絶対に買わない方がいいと思います(笑)
ちなみに私はなのはが好きで、A'sのキーパーソンでもあるヴォルケンリッターが大好きなので、
このゲームはかなり満足しています。
もし次があれば(ないと思いますが)・・・もうちょっとは改良して欲しいです(笑)