ファイアーエムブレム 烈火の剣 レビュー | まったりゲーマー今日も行く(故)

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主な説明

『ファイアーエムブレム 烈火の剣』は2003年4月25日に任天堂が販売したソフトです。
ジャンルはシミュレーションRPG

前作『封印の剣』のレビューはこちら


ストーリー

舞台は前作『封印の剣』の20年前までさかのぼる。エレブ大陸の東の大地。

サカ地方の草原の一軒のゲルから物語は始まる。

習い軍師マーク(デフォルトネームで変更可能)は旅の途中行き倒れ、目を覚ますと一軒のゲル  の 中にいた。彼の目の前には一人の少女が…。少女の名前はリン。遊牧民族のロルカ族の族長の娘であった。彼女は行き倒れたマークを助け看病してくれていたのだ。リンは幼い頃、両親や部族の仲間を山賊の襲撃で失い一人で暮らしていた。彼女はマークが軍師修行の旅でエレブ大陸を旅をしていると知ると、彼について いくことを決意。こうしてリンとマークの旅は始まった。 リンとマークは旅の途中によった町でセインとケントに出会い、自身がキアラン公女であること、祖父がまだ生きていること、自身の命が狙われていることを知る。ニニアン、ニルス、エリウッドとの出会い。数々の困難を乗り越え、リンは自身の命を狙うものとの決着をつける。

それから一年後、舞台はリキアの大地に移る。フェレ領公子エリウッドが行方不明の父を探すために騎士マーカスと従騎士ロウエンらと共に旅に出たの だ。途中、親友のヘクトルやリン達と合流。父探しの旅も光が見えてきた。しかしこの後彼らがエレブ大陸の運命をかけた闘いに身を投じるなどとはまだ誰も予 想はしていなかった。大切なものを守るため、そして無事に自身の領へ戻るため、影に隠れた陰謀の中で、知られざる英雄たちの表に出ることなき戦いが始まった。

                                    (Wikipediaより引用)

前作とは異なり、封印から20年前の主人公とある組織との戦いを描いたもので、国同士の戦争は一切ありません。
今作はリンエリウッドヘクトルの主人公が3人存在していて、
初めてプレイする場合はリン編になります(封印から引継ぎをしていれば省略可能)

時間の流れは
リン編(序章~10章)エリウッド編orヘクトル編(11章~終章) になります。
前作の20年前の話なので、前作に出ていたキャラやそれに関係するキャラがいるので、それにニヤリとするかも(笑)
封印をやってなくても楽しめるストーリーなので、この作品をプレイしてから封印をプレイするのもいいと思います。


これまではスタッフロールの時にしか挿入されませんでしたが、今作ではイベントで一枚絵が挿入される演出があります。
ちなみに全部観るには最低2週はやる必要があります。

前作との違い

・新クラス追加

前作から『修道士』というクラスが追加されました。
このクラスは下級職で光魔法を使用することができ、これに伴い光魔法の扱いも良くなりました。
それに伴ってか『僧侶』は削除されました。
他にも『アサシン』というクラスが追加され、盗賊もクラスチェンジできるようになりました。
また、『バーサーカー』という名のクラスを『狂戦士』に変更されました。

・戦闘グラフィックの変更&専用グラフィック

傭兵系、アーチャー系の戦闘グラフィックが変更されました。
おそらくですが傭兵はレイヴァン、アーチャーはウィルをモデルにしているかと思われます。

キャラ専用戦闘グラフィックは以下の通り
ネタバレと思われる人物は字の色を変えています

リン ロード&ブレイドロード (+専用武器モーションがあるはずなのだがスタッフのミスで・・・
                       というより乳揺れが引っ掛かったのではないだろうか
・・・ 詳しくはこちら  ※ネタバレ注意
エリウッド ロード&ロードナイト (+専用武器モーション)
ヘクトル ロード&グレートロード (+専用武器モーション)
セーラ シスター&司祭 (シスターは今作ではセーラ専用になっている)
ルセア 司祭 (僧侶は汎用)
レベッカ アーチャー (スナイパーは汎用)
ラガルト 盗賊 (アサシンは汎用)
ギィ 剣士&ソードマスター 
イサドラ パラディン (というか他に女性パラディンがいないだけで汎用かも・・・)
ホークアイ 狂戦士
ニルス バード
ニニアン 踊り子
ニノ 魔道士&賢者
アトス 大賢者
キシュナ 魔封じの者
ロイド ソードマスター
ネルガル 災いを招くもの
火の竜

計26種類あります。これだけ凝ってるのになぜ聖魔は・・・魔物がいましたね(^▽^;)

・武器レベルの仕様変化

今作は武器レベルがSになる種類は1つのみになります。
例えば勇者の剣レベルがSになると、どれだけ斧を使ってもSにはなりません(Aの限界でケージが止まる)
ただし例外があります。
なお、Sレベルの種類の武器で戦うと、命中と必殺が+5%されます。

・支援の仕様変更

1MAPにつき一回しかレベルを上げられないようになりました。
また、クリア後に今までみた支援会話が観られるようになりました。

ある特定の組み合わせの支援レベルをAにすると、後日談の内容が変わったりします。
前作の『封印の剣』のキャラに関する会話もあります。

・ユニット、武器のバランス

前作で異常に冷遇された斧は異常なまでに優遇され、『ソードキラー』という剣殺しの武器もできました。
それと主人公の一人であるヘクトルがシリーズ初の斧主人公で、かなり使いやすい性能になっています。

闇魔法も強力になり、光魔法も扱いやすくなりました。そして理魔法は重くなりました(^▽^;)

今作の武器は

斧>槍>剣
闇>光>理

のような感じになっています。

ただし、最終的にはユニットの性能によって決まるので、これが全てというわけではありません。

軍師システム

ゲームを始めるとき、名前、性別、誕生日、血液型を入力することによって軍師を作ることが出来ます。
リン編から始めた場合、強制的に作ることになります。エリウッド編かヘクトル編では作成を省略できます。
誕生日と血液型の組み合わせで軍師の属性が決まり、軍師と同じ属性のユニットの命中と回避が上がります。


難易度について

前作『封印の剣』よりは簡単になってます。
リン編ノーマルではわかりやすいチュートリアルもあり、システムも理解しやすいです。

難易度は

リン編ノーマルorリン編ハード (2週目、封印引き継ぎの場合は省略可能)  序章~10章
              
                ↓

エリウッド編ノーマルorエリウッド編ハードorヘクトル編ノーマルorヘクトル編ハード 11章~終章

エリウッド編ノーマルが一番簡単ヘクトル編ハードは一番難しいです。
特にヘクトル編ハードはノーマルからは想像できないくらいいやらしい配置になっています(笑)
一番簡単なエリウッド編ノーマルは初心者でもクリアできる難易度になっています。

気になる点

・場違いな支援会話 「ここ戦場だよ?」といいたくなる支援会話が結構あります(;^_^A

・バグ          『フレイボムバグ(敵を操作できる)』『終章会話バグ』『ソールカティ専用グラバグ』 など

・リン編ノーマルのチュートリアル 初心者の方にはありがたい仕様ですが、何作もやってるプレイヤーとしては
                      かなり面倒な仕様ですね。省略させて欲しかった。

『ルナ』の狂った性能 威力は0ですが魔防無視&必殺が高い武器という恐ろしい武器です。
               自軍ユニットはHPが60より上にならないので、
               敵の魔力が20以上で必殺を出されたら、どんな強力なユニットでも即死です。
               このおかげで軽く運ゲーになってしまいます(笑)

あ、このゲーム自体が入手しにくいところでしょうかね(笑)

総評



完成度が高く、難易度も低いのでFE入門用にオススメです。
私自身もGBAFEでは一番良い作品だと思ってます。

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