レビューにおいて注意
・レビューを書いている人はFCのファイアーエムブレム2作(暗黒竜、外伝)をプレイしていません。
・勘違いしている所もあるかもしれません。
・ネタバレを含むところは反転で見れるようになっていますが、携帯からはなにもしなくても見れてしまいます。
・参考のため写真を何枚か撮りましたが、酷く汚いでです。文字が読めないような写真もあります。

主な説明
『ファイアーエムブレム 封印の剣』は2002年3月29日に任天堂が販売したソフトです。
ゲームジャンルはシミュレーションRPG。
ストーリー
かつてエレブ大陸には人と竜が暮らしていた。両者は互いの領域を侵すことなく平和に共存していた。
しかし、人の突然の侵攻によってその均衡は破られ る。後に「人竜戦役」と呼ばれる戦いである。
互いの生存をかけた争いはエレブ全土を荒廃させた。長く続いた戦いの末、
人は「神将器」を駆る「八神将」の力 で竜を滅ぼし、遂に大陸の覇権を手に入れた。
それからおよそ千年の後、
エレブ大陸は華やかで洗練された文化を持つ西の「エトルリア王国」、派手さはないが堅実な文化と強力な軍隊を持つ東の「ベルン王国」、この二大勢力に挟まれるように存在する小勢力達。
これらの微妙なバランスによって世界の安定が保たれていた。
ところが、その安定が突然崩れた。東の大国「ベルン王国」が国王「ゼフィール」の命の元、各地へと侵攻を開始。サカ、イリアは瞬く間に平定された。 これに対し、大陸南方の小勢力の一つ「フェレ家」の嫡男ロイは病気の父に代わりフェレ軍を率いて立ち向かう。その途上ベルン国王ゼフィールの異母妹、王女 ギネヴィアと出会い、やがて彼の辿る運命が大陸全土を巻き込むものとなっていく……。
(Wkipediaより引用)FEの中では王道のストーリーです。
ちなみにメインストーリーで会話するのはだいたいが、主人公である「ロイ」と、輸送隊の「マリナス」、敵国ベルンの王妹の『ギネヴィア』と敵の人間のみです。
他の人も関わったら、死んだときにメインストーリーにも影響が出るからかな?
BGM
やっぱりFEシリーズということもありBGMはいいです。
個人的に気に入ったのは
・雄大なる自然の中で(ロイの挑戦)
・新たなる光の下で(ロイの勇気)
・『神将』をつぐ道(ロイの挑戦)などです。
また仲間加入時の「Join Us!」は聖戦の系譜の仲間加入時のアレンジです。
ゲームシステム
数あるユニットを使って、敵の城門、玉座を制圧することが目的です。
今作は一部を除き「制圧」が勝利条件です。
ユニットは種類によって使える武器や移動力などが違います。
敵ユニットを撃破すると経験値が貰えて、100になるとレベルアップをします。
レベルアップをしたらランダムでステータスがupします。
どのステータスが上がりやすいかはキャラによって違います。
このゲームに重要なのはレベルではなくステータスです。
たとえレベルが高くても成長が悪かったら戦いに不利です苦戦。
また、敵ユニットに倒されると死亡扱いなので2度と戦線に復帰できません。
今作は仲間を蘇らせるアイテムはないので、どうしても失いたくなかったらリセットという手段があります。
ユニットは攻撃だけではなく、
アイテムを使ったり、アイテムを味方ユニットと交換したり、味方を救出したりすることができます。
それらを上手く使い、全ての章でリキア同盟軍を勝利に導きクリアするのが最終的な目的です。
前作との違い
前作「トラキア776」との違いは以下の通りです。
・攻撃後に再移動ができなくなった。
・「捕獲」がなくなり、「かつぐ」は「救出」という名称に変わった。
・命中、回避に関わる指揮システムが廃止。
・レベルアップにより「体格」と「移動力」が上がらなくなった。
・力と魔力は統一された(物理系ユニットだと「力」になり、魔道士系だと「魔力」になる)
そのため前作では魔力=魔防だったから「魔防」という項目がなかったが、今作で復活した。
ちなみにそのせいかトルバトール系の武器は「剣・杖」から「理魔法・杖」へ変更になった。
モードの違い
今作から「ノーマル」と「ハード」という2つのモードができました。
主な違いは、敵の量、敵の強さ、敵の配置、増援の変更(ハードではノーマルではなかったところから出る)
また、準備画面で使える武器屋はノーマルでは全ての章で使えましたが、ハードでは途中からなくなります。
そのためハードでは中盤から物を買うことはもちろん、売るのも章の中でしなければなりません。
前作のトラキア776ほどではありませんが、初見殺し(主に増援)がかなりあります。
敵は強化されたというよりも力が異常なまでに上がっていてそれ以外はショボいことが多いです。
ただし敵>味方ということも成長によってはありえます。
ちなみに「ノーマル」「ハード」共に、FEシリーズの中では難易度が高めです。
武器について
剣・・・剣士系、傭兵系のメイン武器。
軽くて使い勝手が良い。また剣士系は今作ではかなり強く、終盤はソードマスター無双になるほど。
物理武器では一番強い。終盤はキルソードなどがメイン。
槍・・・ソルジャー(敵専用)、アーマー系、飛行系、騎馬系のメイン武器。
基本的に重く、ペガサス系は「ほそみの槍」以外を持ったら速度落ちします。
ただ、アーマー系やドラゴン系は体格が高いので中々使えます。
守備が低いユニットは回避が期待できないから使いにくいかも?
終盤はキラーランスなどがメイン。
斧・・・戦士系のメイン武器。命中が低く、バーサーカーになると命中より必殺値の方が高いこともしばしば。
ただ「手斧」は勇者の飛び道具に使えます。
バーサーカーだったらキラーアクス、ウォーリアだったら弓使ったほうがいいかも。
弓・・・アーチャー系、遊牧民系のメイン武器。
アーチャーと遊牧民において異常なまでの格差社会があるため、スナイパーを使うことが少ない。
武器だけでそれなりに強い。ただし敵に囲まれたらおしまいな武器。
序盤は回避に期待できないので後ろの方で削り役でもさせておいたら役に立ちます。
理・・・魔道士系のメイン武器。
命中が高く、威力も安定かつ使用者が強いという強武器。
技が低いリリーナ様もこれでファイアーを持てば命中100%という素晴らしい性能。
余談ですが、なぜかトルバトール上がりのはずのセシリアおb・・・お姉様は理レベルの方が高い。
闇・・・シャーマン系のメイン武器。
最初のころは重いし、命中安定しないしで微妙武器ですが、
リザイアなどの特殊な効果がある武器があり、使いようによってはいい武器かもしれない。
ただし、レイはともかくソフィーアは致命的なまでの初期値の低さが痛い。
光・・・司祭専用。
実はこの武器を下級職で使えるユニットはいません。
エレンかサウルでも育てて、クラスチェンジでもさせていれば別ですが、武器レベルを上げるのがキツイ。
ちなみに光の神将器「アーリアル」は司祭で参戦するヨーデル様が一番使える可能性が高いという。
司祭はクラスチェンジしても回復役のままの可能性が高いので実用性はあまりない。
神将器について
ある章をクリアすると手に入る武器。
聖戦の系譜の神器と違って、狂ったようなステータス補正はなく、ほとんどが一つのステータスが+5程度である。
ちなみに全ての武器が竜特攻。弓の神将器には「飛行特攻」がなく「竜特攻」のみ。つまりペガサスは大丈夫。
この武器を手に入れるか手に入れないかによって物語が変わるほどの重要アイテムです。
支援会話について

今作から導入された新システム。元は「聖戦の系譜」といわれています。
一応、「支援」というものはこれ以前にもありますが、隠し要素みたいなものでした。
一定のターン数、特定のキャラ同士が隣接していると、コマンドに「支援」という欄がでます。
実行するとキャラ同士が会話し、「支援レベル」というものが上がります。
支援レベルはC、B、AとありAがMAXです。
支援を結んだもの同士が周囲3マス以内にいると、攻撃や守備が上がったりします。
支援によって受けられる効果は支援レベルや属性の組み合わせによって変わってきます。
また○○ターン隣接したら次のレベルになるというのはキャラによって違います。
会話などによって、そのキャラの特徴や性格などが分かってきます。
特にメインストーリーで話すのが、ロイとマリナスとギネヴィアがほとんどという封印ではね(;^_^A
その他気になったこと
・初期値が異常に低い
最大値に対して初期値が低すぎるような気がします。
成長が偏っていない限りカンストするのは難しいと思います。
・上級職の扱い
FEじゃ当たり前のようですが、名前負けをしているユニットが多いです。
特にセシリアおb・・・お姉様とかね。ハードじゃそこら辺の雑魚に負けているし。
ちなみに前作の「トラキア776」では「将軍」などの地位についているものは「指揮」レベルがあり、
そういう点ではまだ使いようがありましたが、今作は壁ぐらいしかないっぽいです。
上手く使えれば・・・かも。
最後に
このゲームは「紋章の謎」とキャラが似ていると言われがちですが、個人的にはそうでもないと思います。
まあ確かに、
戦士とペガサスナイトの少女に慕われている顔に傷がある傭兵とか、姫に説得されるキルソード持ちの剣士とか、
ペガサスが三姉妹など、上げたらキリがないですが、会話などを見ていると全然違うキャラだと思います。
あと、このゲームで「ファイアーエムブレム」というゲームの知名度が上がったとか。
理由は今作発売前に「大乱闘スマッシュブラザーズDX」というゲームに
マルスと一緒にロイが、参戦という名の宣伝活動をしたからだと思います。
だから初心者でもハマれるようにノーマルモードとか用意したのかなぁ~と思いきや普通に難しい。
ちなみに私は2年ぐらい前に友人から勧められて、
このシリーズに手を出したので、当時はまったく興味が湧きませんでした(笑)
でも今思えば、昔からこのシリーズをやっていればなぁ~と思いますね。
どっぷりハマってしまいましたからね(;^_^A