ロシアがウクライナを蹂躙している、決して許されることではない、プーチン政権は万死に値する行動に出ているのだ、
が、私にはどうすることも出来ず、唯々祈るだけである。
というのは、もう32年も経つが、ソ連崩壊の直前、1,990年1月下旬の10日間を商用で超インフレ下、厳寒のモスクワで過ごした事があり、その時世話になった現地スタッフがウクライナの人だったからである。
商談時の通訳、モスクワの観光のみならず、街のレストランはもとより、ホテルのレストランですらまともな食事が出来ない状態、
そんなとき、私のために食事の世話までもしてくれていた二人の女性には感謝しかなかった。
1,991年にソ連が崩壊しウクライナが独立したとき彼女たちは祖国に帰り、結婚したと手紙をくれた。
彼女たちは「日本に行きたい」と言っていた、私は「キエフの街を歩くのが夢」と答えていた。
歌声喫茶全盛時代、「小さなグミの木」「鶴」「キエフの鳥のうた」などのウクライナ民謡に親しみ、宇治在住の時は四条通の<レストランキエフ>で、東京に戻ってからは浅草雷門の<マノス>でウクライナ料理を愉しんでいた私、
「黄金ドームの都」と云われるキエフの街に憧れていて、ウクライナ民謡「キャロル・オブ・ザ・ベル」を聞きながら教会巡りをするのが夢、今でもそう思っている。
二人の女性はもう60近くになっているだろう、無事であって欲しい、そして、キエフの聖ソフィア大聖堂  聖ムィハイール修道院は無事だろうか。
それにしても今回のロシアの行為は許されるものではないが、それ以上に国連が何ら役割を果たすことが出来ないことに
腹が立つ。
自由と平和の鐘がウクライナ国民全てに鳴り響くことを祈る。

現ロシア政権には地獄へのパスポートを捧げる