『独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)』の理事長で
『政府の新型コロナウイルス対策分科会』の尾見会長が遂に切れた、テレビを見ていてびっくりした、これまでよく我慢をしているな、と思っていたが・・・私だったらとっくの昔にケツをまくっているのだが、気持ちは良く解る。

だが、この声も何処まであの人たちに届いているのかは疑問である。なぜなら、もう心は≪総裁選≫と、その後の≪衆院選≫に移っているからだ。
コロナ発生からこれまでに16千人ほどの人が亡くなり、今現在も毎日40人前後の人が苦しみながら旅立っている。

自宅療養という名の≪感染者放置≫政策により家庭内感染者が急増し、10万人もの人が病院には入れず自宅で苦しみもがきながら恐怖と戦っている。
だがこの政府は、既に医療崩壊しているにもかかわらず、≪逼迫≫と云う言葉で誤魔化し、「ワクチンの接種がデルタ株に対しても明らかな効果があり、新たな治療薬で重症化を防ぐことも可能だ、明かりははっきりと見え始めている」という嘘をつづける。
野党からの追及を避けるため去年同様国会を閉鎖し、後手後手の≪やっつけ対応≫に終始し、 一年も前から必要性を言われているコロナ専門病棟(野戦病院)の設営も今頃になって≪検討する≫と言う為体。
野党が何を言っても眼中になく、国民が苦しもうと関係ないのだ、今の政権政党はそんなことより党首(総裁)選挙の法が大事なのだ。
テレビで放映される医師と患者とその家族そして救急隊員のやりとりを見るにつけ涙が出てくる。

「こんな政権政党はいらない」と言うと「野党の政権になったら日本は駄目になる」と云う者が私の周囲には多くいるが、本当にそう思っているのだろうか。