夜明け前、朝の空気を取り込もうとリビングのカーテンを引き寄せガラス戸を開ける、入り込む冷気が気持ちいい、

街は霧の中、『武蔵野学院大学狹山の杜』の樹木が、雲海の中にポッカリと浮かんでいた・・・幻想的だ。
いよいよ冬。
朝の冷え込みがだんだん厳しク.なっている、シャキッとした冷気の中にかかる霧の深さは、神秘的で清浄な趣きを感じさせる。
朝日が昇るにつれて流れて消えていく霧を眺めながら、宇治川の朝霧を思い出していた。

宇治川
 『朝ぼらけ 宇治(うぢ)の川霧(かはぎり) たえだえに
               あらはれわたる 瀬々の網代木』


                 百人一首 権中納言定頼(64番)


源氏物語ミュージアム

冬の京都、宇治橋の上から眺める『朝霧』は幻想的で美しく底冷えの寒さを忘れて見入ってしまう。
『宇治の街を歩きたい・・・』

大吉山(仏徳山)からの平等院鳳凰堂


コロナが収まったら一番に出掛けよう、宇治十帖の世界にドップリ浸かろう。