27日午前、ソウル市鍾路(ジョンノ)区にある公園で、イ・ソンギュンとみられる40代の男性が、車で意識を失っているところを発見された。車には練炭を燃やした形跡が残っていたという。

警察は身元がイ・ソンギュンであることを確認し、事件の経緯を捜査している。

イ・ソンギュンは今年、ソウル江南(カンナム)の遊興施設と自宅などで、数回にわたって麻薬を投薬した疑いで、10月から警察捜査を受けている。昨日(26日)には悔しさを吐露し、嘘発見器で科学的な検証をしてほしいと要請していた。




俳優イ・ソンギュンさんの死亡が確認された件で、妻で女優チョン・ヘジンが緊急通報用電話112番に通報していたことが分かった。警察が27日に明らかにした。


 警察によると、同日午前10時12分ごろ、「夫が遺書のようなメモを残して家を出た。
昨日までは連絡が取れていた。車両もなくなっている」という112番通報があったとのことだ。
 通報を受けた警察が午前10時30分ごろ、ソウル市鍾路区の臥竜公園近くでイ・ソンギュンさんの車を見つけた。そして、車の中でイ・ソンギュンさんが意識のない状態でいるのを発見した。助手席には着火炭1点が発見されたという。警察はこの男性が俳優イ・ソンギュンさんで、死亡していることを確認した。消防関係者は「男性の死亡が確認されたので、病院に搬送しなかった」と明らかにした。

 イ・ソンギュンさんは違法薬物使用容疑を全面的に否認しており、簡易試薬検査や尿検査に続き、毛髪検査でも違法薬物について陰性だった。また、最近の警察の取り調べでは「ストローを使って鼻から吸引したが、睡眠薬だと思っていた。違法薬物だとは知らなかった」と供述していた。




◆イ・ソンギュンさん「マイ・ディア・ミスター」「パラサイト」等で活躍

イさんは韓国芸術総合学校演劇院を卒業後、2001年にシットコム「恋人たち」でデビュー。2007年韓国でドラマ化された「白い巨塔」でメインキャストを務め大きな注目を集めた。同年「コーヒープリンス1号店」では主演コン・ユのライバル役を務め、日本でも知名度を上げた。





トレードマークのロートーンボイスで注目を集め、その後韓国を代表する映画俳優として、日本でも放映された「ヘウォンの恋愛日記」(2014)、「最後まで行く」(2015)、「修羅の華」(2018)、「王様の事件手帖」(2018)等に出演。「最後まで行く」は中国、フランス、日本でもリメイクされる名作となった。

2018年に歌手兼俳優のIUと共演したドラマ「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」では、人生の重みを耐えながら生きていく中年男性役を好演し、同年の韓国内芸術賞を総なめに。国内外から高い評価を受ける名作ドラマとして刻まれている。

さらに2019年に出演したポン・ジュノ監督「パラサイト 半地下の家族」は、「第92回アカデミー賞」で外国語作品初の作品賞を受賞。イさんは主人公家族に寄生される社長役を演じ、高い演技力で話題となった。

近年は金大中をモデルとした政治映画「キングメーカー 大統領を作った男」(2022)や、金融業界を舞台とした復讐劇を描いたドラマ「ペイバック~金と権力~」(2023)等に出演。

麻薬投薬疑惑を巡る騒動を受け、出演予定だったドラマ「ノー・ウェイ・アウト」は自主降板したと伝えられていた。


コヒプリを見て、韓国にも知的で物静かな俳優さんがいるのを知ってから、ファンになりました、

パラサイトにも主演して、トップ街道を進んでる俳優さんだと思っていたのに、麻薬事件の容疑者になって、まさに天国から地獄ってことことですよ💦

ユチョンみたいに、図太く、生きて欲しかったけれど、どこか逃げ場はなかったのでしょうか?
残念です、お悔やみ申し上げます🙏