日銀京都支店が10日発表した管内金融経済概況によると、京都、滋賀の景気は「足踏み状態にある」として総括判断を5カ月連続で据え置いた。一部の生産活動に回復が見られ、消費も緩やかに持ち直しているが、海外経済の減速などで総じて生産や輸出が低迷している。 製造業の生産活動は電子部品関連は自動車やスマートフォン(多機能携帯電話)向けが増え、太陽光発電装置、パソコン向けも持ち直しているが、薄型テレビ向けが不振で、輸出も低調としている。 個人消費は、百貨店で女性用の春物衣料が苦戦。テレビ、レコーダー販売が厳しい家電に対し、自動車販売は減税効果もあり、エコカーを中心に好調が続いている。 京都観光は国内客に加え、欧州を除き米国やアジアなどの外国人客が増え、市内ホテルの3月稼働率は震災前水準だった。滋賀は大河ドラマ効果があった昨年に比べ低調。雇用のほか、住宅投資には改善や持ち直しが見られているという。 渋谷康一郎支店長は「春先の大きな気温変化が消費に影響したが、高額品が売れるなど3月の株価上昇の影響が表れている。製造業の輸出は低調だが、改善の兆しは見えてきている」としている。
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