びっくりです!

■1年間必死で頑張ったのに… ゴールデンウィークが終わりました。今年もさまざまな場で出会いのイベントが催されていましたが、婚活・恋活中の人は、よい出会いがありましたでしょうか? 基本的に女性は、まじめで頑張り屋さん。「やるぞ!」と決めたら、婚活・恋活にも一生懸命で、多くの出会いを探そうとします。しかし、うまくいかなければ、頑張った分だけ、落ち込んでしまうことも……。実際、春からゴールデンウィークにかけての婚活がうまくいかず、モチベーションが下がる“婚活の5月病”になる女性が増えています。 相談者の美好さん(仮名、37歳)は、1年間の婚活で思ったような成果が得られず、くじけそうになっていました。実は、婚活相談で私のもとを訪れる女性の約半分は、彼女のように「婚活のモチベーションを上げて欲しい」「正しい方法を聞いて、やる気を出したい」と思っているのです—— 美好さん「この1年、毎週毎週いろいろなところに顔を出して、自分でも本当に必死で頑張ってきたと思っています。でも結局、結婚どころか恋人もできませんでした。あきらめたくはないけど、『もうやめたい』と思うときも多くて、最近は出かけようという気になれないんです……」 木村「あきらめる必要はないですし、考え方を少し変えられれば大丈夫ですよ。今まで、どんな出会いの場に顔を出してきましたか?」 美好さん「多かったのはmixi(ミクシィ)のコミュニティーイベントと、異業種交流会ですね。多いときは、土日は全て参加していましたから。それと、体を動かすのが好きなので、ジョギング、テニス、ボルダリングのサークルに入って、出会いを探してきました。あとは、ネットの婚活サイトもやりましたし、友人から10人くらい紹介してもらいましたね」 木村「デートに誘われたり、交際を申し込まれたりしたことはなかったでしょうか? あるいは、美好さんご自身が、気に入って誘った男性はいませんでしたか?」 美好さん「相手の男性からが多いのですが、私からも誘ったのを含めると、15人くらいの男性と1対1で会いました。ただ、相手から次の誘いがなかったり、私自身が『ちがうな』と思ったり、続いても2~3回会う程度で終わってしまうんです」 木村「出会いの数を確保するのは、大事なことのひとつですが、美好さんはそれができていました。ただ、うまくいかなかったということは、必ずいくつかの原因があるはずです。たとえば、今まで行っていた出会いの場が、美好さんに向いてなかったのかもしれません。このあたりご自身ではどう思われますか?」 美好さん「(考えながら)自分ではよく分からないですね……」 木村「分からないのであれば、これを機にやり方をハッキリ変えてみましょう。出会いの“数”は、このままでいいのですが、出会いの“質”は、もう少し多様化させてください。雰囲気の異なる場にたくさん行くことで、自分の長所が伝わりやすい場や、理解し合える男性のいる場などが見つかるものです。美好さんにも必ず『ここに行くと楽しい。よく声をかけられる。モテる』という場があるはずですから」 美好さん「“質”を多様化させるって、どんなところに行けばいいんですか?」 木村「今まで行っていた場所と、雰囲気や参加男性が全く異なるところを選びましょう。スポーツ系のサークルに行っていたのなら、今度はカルチャー系や、地元密着系のものに行ってみるとか。mixiのイベントや異業種交流会も、テーマや開催場所、主催先を変えるなど、これまでと変化をつけてください。今まで興味のなかったものや場所も、未体験だったというだけで、チャンスが潜んでいるかもしれません」 美好さん「(残念そうに)今までの方法でダメだったわけですから、そうしなければいけないのも仕方ないですよね……」 木村「『しなければいけない』『仕方ない』という後ろ向きな姿勢で、義務のように取り組もうとするのは、大人女性の悪いクセです。そんな姿勢は隠していても男性に伝わってしまい、声をかけられにくくなるのでやめましょう」 美好さん「すみません。気をつけます」 木村「どんな趣味を始め、どんなサークルに参加するとしても、最初は誰でも不安ですし、うまくいかないものです。でも、だからこそ参加者との距離が縮まり、上達したときの充実感は大きいわけですから。これらのことは、全て誰かと恋愛が始まるときと同じなんですよ」 美好さん「言われてみれば、そうですよね」 木村「それでやってみてうまくいかなければ、コミュニケーションや振る舞いなど、何か別の理由があると思うので、また相談してくださればと思います」 美好さん「ありがとうございます」 木村「もうひとつ、美好さんが婚活を続けていく上で重要なのは、モチベーションを保つこと。その方法を一緒に考えていきましょう」 ——「もうやめたい」とまで思っていた美好さんのモチベーションを再び上げ、保つ方法とはどんなものなのでしょうか。■婚活で人生の財産も手に入れる 木村「美好さんは、この1年間、婚活を必死で頑張ってきたんですよね?」 美好さん「そうですね。恋愛でこんなに頑張ったのは初めてです」 木村「婚活は、真剣に取り組まなければ難しいものですが、だからといって、『絶対に結婚する!』と意気込みすぎてしまうと、自らプレッシャーをかけ、義務感を抱かせているようなものです。これが続くと、精神的に追い込まれ、婚活への嫌悪感が生まれてしまうのですが、美好さんはそうだったのではないですか?」 美好さん「私はまさにそんな状態でした」 木村「このままでは、うまくいかないことがあると、またやめたくなってしまうので、考え方を変えましょう。まずは、出会いの場に行っても、『今日もいい男性がいない』とか、『つまらない。損したな』とか思うのをやめることから始めてください。友人作りや仕事でも初対面ではうまくいかないことが多いのですから、婚活もそれは同じ。『今日は失敗』『またいいことがなかった』と自ら暗い気持ちにならないようにしましょう」 美好さん「(うなずきながら)確かに、ふと『またダメだった』と感じることがよくありましたね。私はマジメすぎるのでしょうか?」 木村「マジメなことは、とてもいいことですが、自分も相手も追い込んでしまうのはちょっと行きすぎでしょう。婚活そのものが嫌になってしまいますし、男性は女性に癒しの雰囲気を求めるので、シリアスすぎると引かれてしまいますから」 美好さん「この1年間は、そうだったのかもしれませんね。実際、ジョギングサークルの男性から、『そんなに結婚したいの?』と言われて落ち込んだことがありましたから。少し好意を持っただけだったのに……」 木村「自分のモチベーションを下げず、男性から引かれないためには、結婚相手を探すこと以外の目的を持ってください。『友人を増やそう』『一生の趣味を見つけよう』『スキルアップしよう』など、何でもいいですから。そうした楽しみやゆとり少しを持つだけで、かなり変わるものですよ」 美好さん「確かに、これだけいろいろな場所へ行って、たくさんの人と会っているのに、結婚だけが目的ってのも、もったいないですよね」 木村「その通りです。今の最優先事項は結婚でしょうが、それがかなったあとも長い人生が続いていきますよね。だから、パートナーを見つけたあとに、人生の財産として残るものを得てほしいんですよ」 美好さん「婚活を始める前は、こんなに出かけなかったし、同じ友人とばかり会っていましたからね。結婚して、子どもできたら、ここまでできないでしょうし、いいチャンスなのかな」 木村「そう! 婚活は人生の幅を広げる大きなチャンスなんですよ」 美好さん「そう考えると、ちょっと元気が出てきますね」 木村「モチベーションを保つために、もうひとつ重要なのは、ちょっとした進歩をきちんと感じて、喜ぶことです。『連絡先を交換できた』『デートに誘われた』という大きな進展だけを成功と思っていたら、落ち込むことばかりになってしまいますから。『気になる人ができた』『共通点を発見できた』『笑顔を向けてくれた』ということも立派な進歩のひとつですよ」 美好さん「『ちょっとしたことを喜ぶ』って、高校生のころに戻るような感覚ですね」 木村「10代のころは感受性が強い分、ちょっとしたことに喜べますよね。一方、年齢を積み重ねるほど鈍感になり、小さな進歩に気付きにくくなる上に、結果だけを早く求めようとしてしまいます。たとえば、帰り道や寝る前に、『今日はこんな進歩があった』とパソコンに書いてみてはいかがでしょうか」 美好さん「分かりました。やってみます」 木村「着実な進歩の積み重ねを見ることで、単に落ち込むだけということはなくなりますし、相手の魅力に気付けるかもしれないので、ぜひやってみてください。あとは今まで通り、婚活を続けていくことです。いったんブランクが空くと、『初対面の男性と会話する感覚が失われる』『婚活を再開するためには大変なエネルギーが必要』というデメリットが発生しますから。今までの婚活を振り返りつつ、一時的に少しペースを落とすのはいいのですが、やめてしまわないようにしてくださいね」 美好さん「それを聞いて安心しました。今日お話できて元気になれましたし、これからも自分のペースでやっていこうと思います」 木村「もしモチベーションが落ちたら、また声をかけてくださいね。私でなく、友人などでもいいのですが、婚活は応援してもらえる人がいると、気持ちに余裕ができて続けやすいですから」 ——2か月後、コミュニケーションに関するコンサルを行い、さらに半年が経過。美好さんに待望の恋人ができました。 美好さん「彼(38歳)との出会いは、30代以上のメンバーが集まるアウトドアサークルでした。将来のことはまだ決まっていませんが、彼も考えてくれていると思います」 ——今回のテーマは、「婚活のモチベーションを保つ方法」。 昨年あたりから、「婚活を本気で頑張っているけど、全然うまくいかない。モチベーションが落ちてしまったので上げて欲しい」という相談者さんが増えています。 ただ、受験勉強などと違い、婚活は自分がどんなに頑張っても、すぐに成果や結果が出るとは限りません。むしろ、初めて就職したときのように、うまくいかないことの方が多いので、「頑張ったのにまた失敗……」などと自分を追い込まないようにしましょう。 婚活中のみなさんに心がけて欲しいのは、以下の5点。・出会って間もない段階で、相手を決め付けない。結果を求めない ・「やらなければいけない」というプレッシャーや義務感を抱かない ・婚活以外の目的や楽しみを持つ。できれば人生の財産として残るものを ・ちょっとした進歩を感じて喜ぶ。パソコンにメモして実感する ・ブランクを空けずに続ける 婚活中の女性ほど、さまざまな雰囲気の場に出かけ、たくさんの男性と会う人は、なかなかいません。20代で早々と結婚してしまった人は、そういう経験はできないのですから、「人生の幅を広げるチャンス」と考えてみてはいかがでしょうか。 いつか出会えるパートナーと、人生の財産となる友人・趣味・スキル。全てを手に入れてしまえばいいのですから。


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