3日に公表された統合進歩党の真相調査報告書は、想像を超える不正であふれていた。選挙とは呼べないほどめちゃくちゃなものだった。オンライン投票者のサンプル調査では、およそ半数が不正と分かり、現場投票については、調査対象となった投票所約70カ所のうち、少なくとも61カ所で不正の疑いのある事例が確認された。■オンライン投票の不正は深刻 真相調査団は、幾つかの特定のIPアドレスからオンライン投票を行った党員90人を標本抽出し、それらの党員にそれぞれ電話をかけ、投票したかどうかや投票の方法などを調査した。90人のうち、電話に出なかったり電話がつながらなかったりした25人を除く65人が調査に応じた。この65人のうち「投票した」と答えたのは53人で、12人は「投票していない」と答えた。つまり、代理投票の疑いがあるわけだ。また、投票したと答えた53人のうち11人は、驚くべきことにオンラインではなく「投票所で投票した」と答えた。何者かがこれらの人々のIDを盗用し、代理投票を行ったというわけだ。このほか、7人は「思い出せない」、2人は「家族が代わりに投票した」と答えた。さらに回答者のうち7人は「党員ではない」と答えた。投票権もない人物が投票したことになっていたわけだ。 真相調査団は、党が公式発表した候補者別のオンライン得票結果にも、誤りがあると発表した。真相調査団が票を再度集計した結果、棄権者が417人いたにもかかわらず、269人と発表されていた。その差148人は、有効票にすり替わっていた。この148票のうち47票は、党権派の中心人物に挙げられるイ・ソッキ候補(比例代表2位)の得票に加算されていた。 真相調査団は「オンライン投票の途中、一部のパソコンで特定候補しか(画面に)見えないトラブルが5分程度続き、その最中に23人の投票者が投票した。またプログラムのソースコードを修正した事実も確認された」と発表した。 調査団がサンプル調査した特定のIPアドレスのケースでは、40人以上が1台のパソコンから投票を行ったが、投票者の住所はソウル市鍾路区、大邱市東区、全羅北道全州市などさまざまだった。進歩党非主流派の関係者は「ソウル・大邱・全州に家がある人々が、1台のパソコンから投票したというはあり得ない。誰かが代理投票したと見るのが常識的」と語った。■現場投票でも不正続出 真相調査団は、現場投票でも多数の不正事例が発覚したと発表した。選挙が締め切られた3月18日午後6時の時点で、現場投票者の総数は4853人だったが、党が公式結果を発表した21日には、投票者数が602人多い5455人になっていた。調査団は「602人のうち20人は党選挙管理委の単純な集計ミスと確認されたが、残り582人は、選挙関連規定に違反しているにもかかわらず有効票として処理された」と発表した。調査団は「582人が誰なのか調査しようにも、投票箱に入った投票用紙は既に混ぜられているため、この人々の投票を無効にする方法はない」と語った。比例代表1位で当選したユン・グムスン候補の場合、オンライン投票での得票数は4917票で、競争相手だったオ・オクマン候補(5212票、比例9位)を下回ったが、現場投票では520票対71票で上回り、勝利した。規定に違反した582人の票が、決定的役割を果たした可能性もあるわけだ。 真相調査団は、8カ所の投票所で、開票作業がわずか1人で行われたことを確認し、さらに1人が同じ時間帯に2カ所の投票所の投票管理を受け持っていたケースも発見した。真相調査団は「選挙人署名の上から別の筆記具を使って署名を修正したり、代理で選挙人署名を行った疑いのある例などが、61の投票所で確認された」と語った。
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